富山県では10月27日より、新型コロナウイルス感染症対策の認証を受けている施設に限り、宿泊人数の制限を緩和すると発表した。
富山県ではこれまで、同居家族以外での5人以上の宿泊を制限するよう宿泊施設に対し要請してきた。しかし感染状況が落ち着いている状況を鑑み、10月27日から一部施設に限り要請内容を緩和することが決定された。
対象は県が実施している宿泊割引事業「地元で愉しもう！とやま観光キャンペーン」に登録している「とやま安心の宿」の認証を受けた施設で、県内在住者のみで構成されたグループであれば、５人以上の宿泊でも利用が可能となる。
飲食店に対しても県はこれまで４人以上の会食を制限するよう求めてきたが、「県新型コロナ安心対策飲食店」の認証を受けた店舗では。店内でテーブルごとに４人以下に分かれていれば可とするよう変更された。
富山県では 今年４月に新型コロナウイルスの感染状況がステージ２に引き上げられ、県を挙げて警戒態勢をとっていたが、９月にステージ１まで引き下げられ、１か月以上が経過した今も感染状況が落ち着いているため、今回の制限緩和に踏み切った。新田知事は10月初頭の会見で、「ウイルスがなくなったわけではない」と戒めた上で、引き続き感染対策を徹底してもらうよう求めている。
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