Train Hostel(トレインホステル)北斗星(東京都中央区日本橋)は12日、7月末をもって営業を休止することを明らかにした。
多くの人に愛されつつも、運行廃止となって姿を消した寝台列車「北斗星」。同ホテルはこの列車をイメージした宿泊施設で、2段ベッドなど実車パーツを内装に再利用している。また、食堂車「グランシャリオ」のパーツを使用したラウンジもあり、鉄道ファンを中心に高い需要があった。
新型コロナウイルス感染拡大以降は、個別宿泊の受け入れを一時停止し、フロア貸切のみ受け付けるなど、三密を避ける感染対策を図ってきた。
今回の事態は、株式会社R.project(千葉県安房郡)による運営が終了したため決定した。R.projectは未活用不動産を活かした宿泊施設を運営している。営業中止の具体的な理由と、今後の事業内容や営業の再開については明らかになっていない。
7月24日(土)までのフロア貸切プランの販売は継続する。また、7月22日(木)23日(金)24日(土)は個人予約のみ受け付ける。
同ホテルは「2016年12月より、多くのお客様、関係者の皆様、スタッフに支えられてTrain Hostel北斗星は走り続けることができました。皆様からの温かいお声が大変励みとなりました。」と公式サイトを通じて感謝のコメントを発表した。
トレインホステル北斗星:営業休止のお知らせ