石川県の谷本 正憲知事と富山県の新田八朗知事が、両県の連携を深める懇談会を 11 日、石川県輪島市で開催した。谷本知事と新田知事の懇談会が開かれるのはこれが2回目となる。それぞれの県民を対象に行っている旅行割引事業の対象を今後、石川と富山の両客に広げることで意見を一致させた。それぞれの県での観光誘致効果を高める狙い。
両県ではそれぞれ、独自の県民割を実施していたが、新型コロナウイルス感染症拡大により、割引事業を一時停止していた。全国的に緊急事態宣言も解除され、また県内の感染状況も落ち着いたことで、それぞれ県民割引を再開している。
石川県では県民割プログラム 第 3 弾となる、「県民向け県内旅行応援事業」を 10 月 8 日より再開。 日帰り含む旅行代金を最大 1 万円割り引き、最大 2,000 円のクーポン券も提供する。再開された新規予約では、宿泊代金 2 万円以上の場合は 1 万円を割り引く。
富山県では9月下旬、県内の新型コロナウイルスの感染状況がステージ 2 まで引き下げられたことを受け、県独自の宿泊割引となる「もっと地元で愉しもう!とやま観光キャンペーン」を、9 月 27 日から全面的に再開している。キャンペーン期間中は、額面 2,000 円分の「プレミアム宿泊券」が1,000円で販売され、宿泊代金は上限を 5,000 円として、半額まで割引される。