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帝国ホテル 最終赤字21億円

投稿日 : 2021.07.30

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ホテル関連ニュース

帝国ホテルは27日に2022年3月期 第1四半期決算短信を発表。20202年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)は最終損益が21億円の赤字だった。(前年同期は30億円の赤字)

新型コロナウイルスや緊急事態宣言の影響が甚大

出典:帝国ホテル東京

同社の第1四半期連結累計期間における売上高は前年同期比74.5%像の約57億8800万円となったが、営業費用における固定費負担等を補うには至らず営業損失は約29億9600万円となり、雇用調整助成金等を加味した経常損失は約21億7500万円となった。22年3月期の通期業績予想は新型コロナウイルスによる影響で合理的な算出が困難との理由から、引き続き未定とした。

新型コロナウイルス感染拡大や緊急事態宣言発令に伴う祝は需要の低迷、酒類提供の自粛によるレストランの売上減が響いている。「帝国ホテル東京」では緊急事態宣言の影響で客室稼働率が約15%と低迷した。

帝国ホテル東京ではコロナ禍の宿泊需要を取り込むため、2月から客室の一部を長期滞在用の「サービスアパートメント」に切り替えて販売を開始し、7月中旬までの第一期販売99室を完売。また帝国ホテル大阪でも5月より30泊以上の長期滞在プランを販売しているが、全体の需要低迷を補うには至らなかった。

部門別ではホテル事業が売上高約49億7200万円(前年同期比107%増)、営業損失約27億9900万円。不動産賃貸事業が売上高約8億2000万円(前年同期比10.1%減)、営業利益が約3億1500万円となった。

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