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廃食用油をSAFへ転用:「Fry to Fly Project」にホテル日航姫路が賛同

投稿日 : 2024.07.05

兵庫県

ホテル関連ニュース

(出典:ホテル日航姫路

ホテル日航姫路は、日揮ホールディングス株式会社株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの4社と共同で、ホテルで発生する使用済み食用油を国産の持続可能な航空燃料(SAF)製造の原料として供給及び利用することに関する基本合意書を2024年6月19日付で締結し、7月より廃食用油の供給を開始する。この取り組みは、国内資源循環による脱炭素社会の実現を目指すプロジェクト「Fry to Fly Project」の一環である。

ホテル日航姫路は、「Fry to Fly Project」の主旨に深く賛同し、資源の有効活用を通じて気候変動対策に貢献し、循環型社会の実現を目指している。ホテル内のレストランや宴会場の各厨房で発生する廃食用油を資源と捉え、供給することでCO₂排出量を大幅に削減するSAF製造の取り組みを通じて持続可能な社会の実現に貢献していく考えである。

(出典:ホテル日航姫路

Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)とは、廃食用油などの化石燃料以外の原材料から製造される航空燃料のことである。従来の化石燃料から作られる航空燃料と比較して、SAFは温室効果ガスの排出量を約80%削減できるといわれており、環境負荷の低減と資源循環社会の実現に貢献することが期待されるものだ。

「Fry to Fly Project」は、廃食用油を再活用してSAFを国内で製造するプロジェクトである。廃食用油を原料とするSAFの製造には大量の廃食用油が必要であり、これに賛同する企業や自治体、団体から廃食用油を回収し、SAFを製造することで資源循環の促進に貢献することを目的としている。国産SAFは、日揮ホールディングス株式会社、コスモ石油株式会社および株式会社レボインターナショナルの3社が設立した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYにより、2025年度初頭から製造・供給が開始される予定である。

ホテル日航姫路は、世界文化遺産である姫路城に代表される播磨の伝統と文化の中核都市である姫路市の中心、JR姫路駅前に位置し、ビジネスおよび観光の拠点として幅広く利用されている。大宴会場「光琳」を始め、国際会議、展示会、パーティや結婚披露宴など、多様なイベントに対応できる施設を備えている。最上階のバーラウンジからは、ライトアップされた姫路城を一望することができ、訪れる人々にくつろぎの時間を提供している。

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