株式会社スーパーホテルは、スーパーホテル京都・四条河原町を通じて、空き家バンク京都株式会社が運営する子ども食堂と連携し、要支援家庭の子どもたちを支援する取り組みを行った。2025年6月からは、同ホテルが毎週火曜と金曜の週2回、子ども食堂に朝食メニューの一部を提供し、これまでに10名分のカレーやご飯、焼成パンなどを提供してきた。
(出典:株式会社スーパーホテル)
また、2025年7月21日(月・祝)および7月31日(木)の2日間には、ひとり親家庭などの要支援家庭を対象に、各日程10名をホテル朝食バイキングに無料招待する企画を実施した。招待者には時間指定付きのチケットを配布し、当日はホテルに来館したうえで自由に朝食を楽しむ形式であった。この取り組みは、2025年3月にスーパーホテル東京・赤羽駅南口で実施された「モーニング子ども食堂」に続く2回目の実施であり、一般的に夜に開催されることの多い子ども食堂を、朝の時間帯に実施した点に特徴があった。
(出典:株式会社スーパーホテル)
さらに、スーパーホテル京都・四条河原町では、宿泊客が不要となった未開封の食品(生ものを除く)を店舗内で回収し、子ども食堂へ提供するフードドライブ活動を行った。加えて、同年7月からは店内に募金箱を設置し、寄せられた募金を空き家バンク京都子ども食堂の今後の活動資金として提供している。
(出典:株式会社スーパーホテル)
空き家バンク京都子ども食堂は、空き家バンク京都株式会社が主催する月1回開催の子ども食堂であり、地域のつながりを活かした主体的な支援活動を展開している。単なる協賛や支援ではなく、自ら主催者として関わることで、持続的な運営体制を築いてきた。
スーパーホテルはこのほかにも、地域貢献の一環として「食事券セットプラン」を2020年から販売し、地元の飲食店との連携を進めてきた。2025年3月末時点で提携店舗は全国3,500店を超え、累計販売総額は11億円を突破した。同社は今後も「地方を元気に」の理念のもと、地域に根ざした取り組みを継続していく方針である。