京都観光モラルとは、京都市及び公益社団法人京都市観光協会が、京都の観光に関わる全ての人たちがお互いを尊重しながら、持続可能な京都観光を、一緒に創りあげていくことを目指し、まとめた行動基準である。「地域文化・コミュニティへの貢献、市民生活と観光の調和」「質の高いサービス・商品の提供・人材育成」「環境・景観の保全」「災害や感染症等の危機に強い観光の実現」の全ての取り組みを行っている事業者のうち、他の事業者の参考となるような、優良な取り組みを行った事業者が同表彰は、「京都観光モラル」の普及と実践の促進を目的としたもので、
当ホテルは、地域と共創する観光の在り方を追求しており、地域の伝統産業を取り入れた体験型プログラム「サステナブルコト体験」を提供している。これまでに、嵯峨嵐山の竹林再生や耕作放棄地での田植え体験、古今嵯峨米を使った朝食メニューの開発、京都市内の酒蔵見学ツアーへの送客など、地域の文化や自然を活かした取り組みを展開してきた。また、京都市が主催する宿泊施設と地場産業のビジネスマッチング「コトノムスビ・プロジェクト」にも参画し、地域企業との連携を深めることで、域内経済循環の促進にも貢献している。
(出典:リゾートトラスト株式会社)
2025年度には、京の老舗蔵元「佐々木酒造」でのきき酒体験や酒蔵見学、京和傘の老舗・日吉屋の工房見学と京和傘制作体験、嵯峨野トロッコ列車の乗車、人力車による嵐山・嵯峨野めぐり、甘春堂による和菓子作り体験、京つけもの屋でのつけもの体験、宝厳院の春の特別拝観など、多様な体験が引き続き提供される予定である。
リゾートトラストグループは、「一人ひとりの人生に寄り添うサービス」「地域活性化への貢献」「自然環境負荷の低減」を経営の重要課題と位置付け、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めている。「サステナブルリゾート」をテーマとするホテル運営を通じて、顧客と共に自然環境を守りつつ観光事業の活性化と地域創生を目指し、その地域ならではの文化や体験を提供することで、豊かで幸せな時間の創出に努めている。今後も地域との絆を活かした活動を通じて、より良い人生と持続可能な社会の構築に寄与していく方針である。