兵庫県の豊岡市で、独自の宿泊支援事業『STAY豊岡+』が市民限定で先月28日より実施されている。
政府主導の観光需要喚起策「GoToトラベル」事業の全国一律停止措置を受け、各地の宿泊事業者がキャンセルなどの影響に苦しむ中、兵庫県豊岡市では市民向けの宿泊施設利用促進キャンペーン『STAY豊岡+』を開始した。
『STAY豊岡+』では、豊岡市民が市内の登録宿泊施設を利用する場合、宿泊料金の35パーセントが割引される(最大1万4,000円)。また、宿泊料金の15パーセント相当額を、市内の登録店舗で使えるクーポンとして受け取ることができる(最大5,000円)。クーポンの取扱店舗はカフェやレストラン、美術館に土産物屋など多岐にわたる。いわば地方版の地域共通クーポンだ。
宿泊施設側は事業登録を受けるにあたって感染防止対策を行い、市が定めた新型コロナウィルス感染症対策認証制度「CLEAN and SAFE TOYOOKA」の認証を受ける必要がある。
同事業の実施期間はGoToの停止期間と同じ、2020年12月28日から2021年1月11日まで。ただし、新型コロナの感染状況によっては事業を中止する場合がある。また、GoToの停止措置が延びた場合は、『STAY豊岡+』の期間も延長を検討するとのこと。