（出典：SNCC）
北海道・知床に位置する北こぶしリゾートは、「知床ネイチャーシェフズクラブ（SNCC）」を立ち上げ、地域特有の食文化の充実を図っている。このクラブは、レストランのシェフたちが中心となり、知床の厳しい自然環境の中で手に入る限られた食材を活用し、新しい料理法を開発することを目指している。ホテルの調理人として働く魅力も発信し、新しい担い手の育成にも貢献している。SNCCの活動は「育てる人に会う」「体験を大事にする」「作り方を作る」「料理を伝える」「楽しいを作る」の五つの柱を基に、シェフたちが生産者との繋がりを深めることで地域の食文化を育成している。
SNCCのシェフたちは、食材の魅力を最大限に引き出すために、全国から知床に集まっている。彼らは食のロス対策や持続可能な食文化の創造にも注力し、料理を通じて地域社会との絆を深めている。北こぶし知床Hotel＆Resortの「the LIFE TABLE」では、シェフたちの技を直接体験できる「フリーオーダースタイル」のレストランを展開し、訪れる人々に知床の食文化を広めている。
このクラブの取り組みは、知床の自然と文化を尊重し、地域に根差した持続可能な観光の一環としても重要である。知床ネイチャーシェフズクラブの活動は、地域全体の発展に寄与し、訪れる人々にユニークな食体験を提供することで、知床の魅力を内外に広めている。これは、地域社会との絆を深め、食文化の未来を形作る重要な一歩となっている。