品川プリンスホテルは、持続可能な未来を見据えた新たな取り組みとして、「品プリグリーンループ(通称:しなループ)」を始動した。同プロジェクトは、ホテル内で発生するフードロス資源を肥料化し、その肥料を用いて野菜を栽培し、ブッフェレストラン「LUXE DINING HAPUNA」のメニューに使用するという資源循環型の仕組みである。同プロジェクトは西武グループが推進する「サステナビリティアクション」の一環として実施され、地域社会と環境への貢献を目指している。
今回のプロジェクトでは、フードロス資源の「肥料化」までのプロセスを運用開始し、今後はその肥料で栽培された野菜を実際にレストランのメニューに使用するところまで、段階的に取り組みを拡大していく予定である。すでに同レストランでは、規格外野菜や代替食品を取り入れたメニュー展開により、フードロス問題や食の多様性への配慮を進めており、今回の取り組みによってさらに環境に配慮した選択肢を提供していく構えである。
フードロス資源の活用は、環境負荷の低減や循環型社会の実現に必要不可欠であり、ホテル業界においても重要な課題となっている。品川プリンスホテルは日本最大級の規模を誇るホテルとして、安全・安心を第一に、環境に配慮した取り組みを積極的に推進していくことを、国内外の利用者に向けて発信していく。
また、今年の3月に開業したTAKANAWA GATEWAY CITYが目指す100年先の心豊かなくらしに向けた理念に呼応するように、ホテルコンセプトの「FUN! Goes On」を体現するため、“選ばれ続けるためのFUNの創造”と、“いつまでもFUNを続けていくための責任”、この2つの両輪を形づくっていく。
西武・プリンスホテルズワールドワイドでは、西武グループの中核企業として、持続可能な社会の実現を目指す「サステナビリティアクション」を推進しており、プラスチックごみの削減やフードロス削減、自然エネルギーの活用、自治体との連携による環境保全活動など、環境に配慮した取り組みを強化している。全社的な戦略においては、6つのマテリアリティを設定し、それらを施策の基盤として位置づけ、社員一人ひとりが社会課題への意識を持って行動することを通じて、持続可能な未来への貢献を目指している。
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