宮城県では現在、東北6県および新潟県在住者を対象に、小規模宿泊施設限定の宿泊割引「仙台・宮城すずめのお宿キャンペーン」を実施している。
新型コロナウイルス感染症により打撃を受けた観光業界。なかでも影響が大きいといわれるのが、民泊などをはじめとする中小規模の宿泊施設である。
宮城県ではコロナ禍により落ち込んだ県内の観光需要を回復させるべく、県内の宿泊施設を対象とした「せんだい・みやぎ絆の宿キャンペーン」を8月31日まで実施していた。
第二弾となる「仙台・宮城すずめのお宿キャンペーン」は、コロナの影響が甚大である小規模宿泊施設を支援すべく始まった企画である。
本企画は民間からの募集によって決まった。事業を委託するにあたり、県は14,000,000円を計上している。
内容は、1人1泊あたりの宿泊費が10,000円以上の場合は5,000円を、10,000円未満の場合は2分の1相当を割り引くというもの。
利用できるのは東北6県と新潟県の在住者で、在留外国人もふくむ。
キャンペーン期間は2021年の1月31日まで。現在県内の103施設が利用可能。一部の宿泊施設は「GoToトラベル」と併用できる。ただし施設ごとに補助金の限度額があり、予約数に達した場合は販売終了となるため注意が必要だ。
また、宮城県では民泊等の普及拡大にも力をいれており、開業に必要な費用を補助する制度を実施している。