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日本の宿泊業界とネパールの人財をつなぐ:リロバケーションズがSMSH・BSJと提携

投稿日 : 2025.02.18

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ホテル関連ニュース

(出典:株式会社リロバケーションズ

株式会社リロバケーションズは、ネパールのホテルマネジメントスクールであるSilver Mountain School of Hotel Management(SMSH)および人財支援事業を行うBLUE SKY JAPAN(BSJ)と、SMSHの在校生・卒業生を対象とした日本語教育および日本での就労支援に関する業務提携契約を2025年1月21日に締結した。

(出典:株式会社リロバケーションズ

日本国内において少子高齢化に伴う人口減少が進行し、宿泊・観光業界では特に地方のホテルや旅館における人手不足が深刻化している。生産性向上を目的としたDXの導入も一つの解決策ではあるが、宿泊施設における人財の需要は依然として増加傾向にある。リロバケーションズは、この課題に対応し、観光業界の発展に貢献するため、ホテルマネジメントスキルや英語力を備えた人財を育成するSMSHと、ネパール国内で最大級の人財送り出し・支援を行うBSJと提携するに至った。

本提携により、リロバケーションズはSMSHの在校生および卒業生に対し、日本語習得を含む指定の教育プログラムを修了した者を対象に、就職先の選定や紹介、就業決定までの支援を行う。求職者と人手不足に悩むホテル・旅館をつなぐ架け橋となり、宿泊業界の人手不足の解消に寄与する。

SMSHの学生に対する教育プログラムはBSJが実施し、日本語および日本文化・風習に関する指導を提供する。学生は、日本語能力試験N4以上に相当する語学力を習得し、プログラムを修了したのち、BSJを通じてリロバケーションズに紹介される。その後、リロバケーションズが彼らの知識や経験を活かせる就職先を選定し、紹介する体制を構築する。

SMSHは2002年にネパールのカトマンズに設立された、ホテルおよび観光マネジメントの専門教育を提供する私立大学であり、英国のクイーンマーガレット大学と提携し、国際ホスピタリティおよび観光マネジメントの学士号を提供している。

BSJは東京都千代田区に本社を置く企業で、ネパール国内で最大規模の人財送り出し機関であるBLUE SKY INTERNATIONAL PVT.LTD.の日本法人である。ネパール本部は2002年の設立以来、中東を中心に10万人以上のネパール人財を海外に送り出しており、現在も年間平均4,000人以上を送り出している。2022年には「Look East」というスローガンを掲げ、日本の特定技能制度を対象とする年間1,000人以上の人財送り出しを目標にしている。今回の提携により、BSJは日本の宿泊業界に適した人財を輩出し、求職者と企業をつなぐ役割を強化する。

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