プリンセス・クルーズがワクチンの接種義務を撤廃する。また、旅程が 16 日間以内の海外発着クルーズにおいて、ワクチン接種者の乗船前検査を廃止する。またワクチン未接種の場合は、乗船前 3 日以内の陰性証明書が必要となる。
日本政府が、日本への入国や帰国時に求めている 72 時間以内の新型コロナウイルス検査を免除する方向で検討に入るなど、旅行時の緩和が進んでいる中、大手クルーズ会社のプリンセス・クルーズが新型コロナウイルス感染症に関する同社の規定およびガイドラインの更新を発表した。日本発着クルーズについては、2023 年春の運航再開を目指しているとしている。
旅程が 16 日間以内の海外発着クルーズでは、ワクチンの接種義務が撤廃となり、旅行前に複雑な手続きを取ることなくクルーズに参加できるようになる。米国太平洋標準時の 2022 年 9 月 6 日よりワクチン接種済みのゲストは、旅程が 16 日間以内のクルーズに乗船する場合に専用のアプリ「メダリオン・クラス」内の「オーシャン・レディ」からワクチンの接種証明書をアップロードしておけば、乗船前検査が不要となる。ワクチン未接種、またはワクチンの接種証明書がない場合は、出航前 3 日以内に自分で検査を実施して、乗船前に陰性の検査証明書のアップロードが必要だ。
この新しいガイドラインは、カナダ、ギリシャ、オーストラリアなどの政府の規定やプロトコルが異なる地域を除いて、すべての港から出発するクルーズに適用予定だ。