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大阪・関西万博の影響か:2025年春の人気旅行先に大阪が急上昇

投稿日 : 2025.04.15

大阪府

ホテル関連ニュース

株式会社リクルートの観光調査・研究、地域振興機関である「じゃらんリサーチセンター(JRC)」は、国内宿泊旅行マーケット全体の活性化への貢献を目的に、旅行意欲や行動予定を定期的に調査している。このたび発表された「国内宿泊旅行ニーズ調査2025春」では、大阪府における旅行ニーズに顕著な変化が見られたことから、その背景について分析を行った。

(出典:株式会社リクルート

調査によると、ゴールデンウイークおよび6月以降の旅行先として、大阪府の人気が前年よりも上昇しており、ゴールデンウイークでは6位から3位へ、6月以降の旅行先では4位から3位へと順位を上げている。旅行目的についても変化が見られ、とりわけ大阪府では「お祭りやイベントへの参加・見物」の割合が前年と比べて大きく増加している。ゴールデンウイークでは「テーマパーク・動物園・博物館など」に加えて、「お祭りやイベント」目的が急上昇し、6月以降の旅行でも同様の傾向が確認された。こうした動きは全国平均や東京都では見られず、大阪特有の傾向であるといえる。JRCの研究員は、4月13日(日)から開催される「大阪・関西万博」の影響が、こうした旅行需要の変化に影響を与えていると分析している。

(出典:株式会社リクルート

旅行者の属性に関する分析では、宿泊施設としてはシティホテルやビジネスホテルの需要が昨年よりも高まっている。これは、物価上昇や訪日外国人旅行者の増加といった要因により、国内旅行者が比較的リーズナブルな宿泊施設を選ぶ傾向が背景にあると考えられる。同行者については、男性の1人旅が昨年よりも増加している一方で、依然として「18歳未満の子どもを連れた家族旅行」が最も多い結果となった。

(出典:株式会社リクルート

旅行者の居住地については大きな変化は見られず、関東地方からの旅行者が約40%、東海地方が約15%を占めており、前年と同様の傾向が確認された。これにより、大阪府が引き続き広域からの旅行先として高い関心を集めていることがうかがえる。

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