ORE(オリックス不動産株式会社)とOHM(オリックス・ホテルマネジメント株式会社)では、運営する宿泊施設にて、学生向けにホスピタリティ産業や観光業の学びの場を提供する実践型学習プログラムを構築している。
大分県別府市の「別府温泉 杉乃井ホテル」では、地元の立命館アジア太平洋大学(APU)と産学連携協定を締結し、学生と社員が主体となり、イベントの企画構築・運営までを実践形式で学ぶプログラムを実施する。参加した学生はグループでの企画立案ワークショップや、考案した広告・プロモーション戦略のプレゼンテーションを通じ、イベント企画の現場を肌で学んでいく。
このプログラムは、観光におけるマーケティング戦略や地域の課題に関する学びを提供する。運営施設でのイベント企画・運営の実施によってアウトプットの場を提供し、地域や社会に貢献できる人材の育成や、新たな観光資源の創出を目指すものだ。いずれは学生に単位を与える成果科目へと発展させる予定だという。
OREとOHMは、上記のようなアイデアと地域との連携を通じて、観光需要の拡大を促進し、地域経済の活性化に貢献していく考えだ。
●「オリックス ホテルズ&リゾーツ」について
オリックス・ホテルマネジメント株式会社の旅館・ホテルの運営事業ブランド。「また行きたい、と思っていただける場所。」をコンセプトとして、ラグジュアリーからカジュアルまで、旅館とホテルを両軸に幅広いカテゴリーの宿泊施設を展開中。現在、全国で5ブランド・15施設を運営している。