新型コロナウイルス感染症が急速に拡大している沖縄県。玉城デニー知事が4日、新型コロナ特別措置法に基づき「まん延防止等重点措置」への移行を検討する考えを伝えた。
沖縄県は 5 日、新たに 623 人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表。NHK によると、1 日の感染者数が 600 人を超えるのは、昨年の 8 月 28 日以来となる。オミクロン株の市中感染とみられるケースも増える中、沖縄県内で確認された感染者は合わせて 5 万 1743 人となり、今月 2 日の 51 人以降、急速に増加している。
沖縄県は 6 日に新型コロナ対策本部会議を開き、重点措置の適用を政府に要請する見通しだ。政府は沖縄県から要請があれば、重点措置を週内にも適用する方向で調整していると言う。一方で、玉城知事は緊急事態宣言については、すぐに宣言を要請することには慎重な姿勢を示している。
感染拡大を受け、沖縄県独自の警戒レベルは2に引き上げられた。この警戒レベルの引き上げに伴い、2022 年 1 月 7 日以降、県内の旅行費を助成する「おきなわ彩発見キャンペーン」の新規予約受付を一時停止する。
日本国内では新型コロナウイルスの感線状況は年始と比較して大きく減少したものの、年末年始シーズンを経て、再度増加傾向にある。都内では 5 日、新たに 390 人の感染者が発覚した。引き続き、感染症対策の徹底が求めれられている。