岡山県美作市(みまさかし)の湯郷(ゆのごう)温泉旅館協同組合(峯平晃行理事長)は3月上旬、自然を満喫する1日1組限定の「暮らしの体験×温泉」を始める。
コロナ禍において安心して心に残る旅を提供したいという思いから生まれた企画で、「天空の小部屋~ハーブティーと雲海~」、「野菜収穫体験&カラフル・バウムクーヘン作り体験」、「お茶畑ど真ん中ピクニック」、「田舎暮らしエクスペリエンス」、「極上のしいたけParty」の5種類のアクティビティが用意されている。
美作市は、西日本有数の湯の国で知られている。「湯原温泉」「奥津温泉」「湯郷温泉」という3つの名湯があるが、なかでも「湯郷温泉」は1200年以上の歴史を持ち、湯治の湯、美肌の湯として親しまれてきた。平安時代に慈覚大円仁法師が白鷺に導かれ発見したと伝えられており、温泉街のあちこちに円仁像を見つけることができる。
また、市内には現代玩具博物館、オルゴール夢館、あの日のおもちゃ箱・昭和館の3つの博物館があり、子どもから大人まで幅広い世代で楽しめる街づくりを目指している。
コロナ禍においては旅行を躊躇する風潮もあるが、湯郷温泉旅館協同組合では、「安心・安全・心に残る旅を提供し、たくさんのお客様に楽しんでいただきたい」「今後も地域と連携しながら、魅力的な体験プログラムの充実を図りたい」と意気込みを語っている。
「暮らしの体験×温泉」公式サイト: https://www.spa-yunogo.com/