NTT西日本と白浜町、一般社団法人南紀白浜観光局は、外国人を中心とした観光客の利便性向上をめざして「キャッシュレスサービス導入拡大に向けた実証実験」を実施する。和歌山県白浜町のホテル展開状況と合わせてお送りする。
外国人観光客対応のためQRコード決済導入実験
白浜町における2017年の観光客は、宿泊客数が約192万人、そのうち外国人宿泊客数は約10万人であり、中国・韓国からの宿泊客数が増加傾向となっている。
一方で、外国人観光客の主な決済手段となるキャッシュレスサービスについては、白浜町観光スポットにおいてはクレジットカード決済が主流となっており、店舗側の対応端末や、観光客のスマートフォン等の端末からインターネット経由で決済システムにアクセスする通信環境等を整備することでQRコード決済等の決済手段を充実していく必要がある。
そこで、今後も更なる増加が期待される外国人を中心とした観光客に対するインフラ整備の一環として、公衆無線LAN(和歌山フリーWi-Fi等)を利活用したキャッシュレスサービスの実証実験を白浜町において実施することにより、経済効果や利便性、安全性等の確認を行い、本格的なキャッシュレスサービス導入に向けた検証を行う。
【実施概要】
期間:2018年11月1日~2019年2月28日
場所:以下の白浜町観光スポット
・とれとれ市場(館内飲食スペース、海鮮売場 等)
・アドベンチャーワールド
・三段壁洞窟
・グラスボート
・サンセットベイ(円月島)
・まちなか総合案内所しらすな
対象サービス: QRコード決済(Alipay、WeChat Pay、Line Pay、d払い)
今回の実証実験の結果により、更なる観光客の利便性向上に向けた環境整備の検討を行い、別途2月上旬にキャッシュレスサービスを理解してもらうためのイベントの実施を予定している。
和歌山県白浜町ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、和歌山県白浜町には宿泊施設が180、部屋数にして3,644が提供されている。
白浜町ではアドベンチャーワールドが、本年8月14日に生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんが公開され、母親の子育てシーンを垣間見ることができ、大きな人気を集めており、宿泊需要も増大している。
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