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NTT西日本ら11社が三国湊エリアの観光まちづくりを目指し新会社「株式会社Actibaseふくい」を設立 

投稿日 : 2023.02.08

福井県

ホテル関連ニュース

西日本電信電話株式会社(以下NTT西日本)は、全11社で共同出資を行い、福井県堺市の三国湊エリアの観光まちづくりを推進する新会社「株式会社Actibaseふくい」を設立したと発表した。

「株式会社Actibaseふくい」設立の背景には、NTT西日本が精力的に取り組む「地域循環型モデル」の創出がある。地域循環型モデルとは、エネルギーと食を地産地消しながら、他の地域と支えあいつつ持続的・自律的な営みを可能にする地域経済のモデルだ。近年では特に「観光」に焦点を当てた活動が地方自治体で盛り上がっているが、二次交通の不足やオーバーツーリズムによる地域住民の満足度低下といった課題が生じていた。そこでNTT西日本では、 NTTビジネスソリューションズが提供する「観光流通プラットフォーム」を活用し、地域の観光誘客や観光DXの実現に貢献してきた。今回の新会社設立は、地域の住民や企業と協力し、目指す観光地の実現に向けたサービスを提供していくための挑戦だ。

舞台となる福井県坂井市「三国湊エリア」は、江戸時代から北前船の寄港地として栄え、歴史的・文化的な観光資源が多く存在する。越前がにや甘エビなど、若狭湾からとれる海の幸も魅力だ。また東尋坊や永平寺など、福井の有名観光スポットにアクセスできる環境もそろっている。

「株式会社Actibaseふくい」では、これらの観光資源を生かすため、宿泊運営事業、料飲事業、アクティビティ事業、町並み等整備事業の4つの分野で事業を展開していく方針だ。宿泊事業では、三国湊の伝統的を建築を活用した分散・滞在型の宿泊施設を創設する。料飲事業では、フレンチ料理のスターシェフである吉野建氏を招き、福井県および三国湊の食材を活用したレストラン事業を運営する予定だ。アクティビティ事業では、三国湊エリアの豊かな歴史文化と自然環境を活用したアクティビティを開発し、提供する。町並み等整備事業では、自治体や地域住民と連携し、周遊を促すような景観の統一を目指すという。

●「株式会社Actibaseふくい」株主
NTT西日本、NTTアーバンソリューションズ、熊谷組、住友林業、福井銀行、福井信用金庫、セーレン、福井新聞社、福井放送、フクビ化学工業、北陸電力

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