ホテルニューオータニ(東京)が、同ホテルのメインバー「バーカプリ」で、ホテル館内で出る食品残渣由来の有機堆肥で育てたキウイフルーツを使用した新しいカクテル「Re.Green」を 2022 年 12 月 6 日から来年 1 月 31 日までの期間限定で販売する。また、廃棄予定ビールをシロップにリユースするなど、SDGsへの取り組みに貢献する。
1 万坪の日本庭園を備えたホテルニューオータニ(東京)は、1479 室の客室や 37 のレストランを備えており、1964 年開業時には、殺菌効果と優れた耐久性を持つヒバの木を使用した「木製受水槽」、1991 年には、1 日約 1,000 トンの厨房排水をきれいな水にリサイクルする「中水造水プラント」を導入するなど、循環型社会の実現に取り組んできた。1999 年には「コンポストプラント」を導入しており、ホテル内でのエコシステムを確立しており、フードロスの削減など、さまざまなSDGs 活動も推進している。
今回、同ホテルのバーテンダーである吉田 宏樹氏は、カクテルを通して SDGs に取り組む「サステナブルカクテルシリーズ」を展開してきた。シリーズ第 5 弾となる今回は、同ホテル館内のレストランから 1 日約 5 トン出る、生ゴミ由来の有機堆肥を使って栽培された「キウイフルーツ」を使ったカクテル「Re.Green」を発表した。
同ホテルでは、館内地下に導入されたコンポストプラントにより、生ごみの 100% リサイクルを実現している。
「Re.Green」には、そのコンポストで作られた有機堆肥を使って育ったグリーンキウイを使用。バーの営業で余ったビールを活用した、オリジナルの「ビアスパイスシロップ」も合わせた。環境と身体に優しいエコ & ヘルシーカクテルが誕生した。