ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > SDGs > 日本ホテル、11施設で「CO₂ゼロSTAY🄬」を導入拡大:宿泊するだけで地球温暖化対策に貢献できる取り組みを推進

日本ホテル、11施設で「CO₂ゼロSTAY🄬」を導入拡大:宿泊するだけで地球温暖化対策に貢献できる取り組みを推進

投稿日 : 2025.10.14

指定なし

SDGs

ホテル関連ニュース

株式会社JTBコミュニケーションデザインは、宿泊施設向けのカーボン・オフセットサービス「CO₂ゼロSTAY🄬」を2023年3月1日より提供している。このたび、首都圏を中心にホテルを展開する日本ホテル株式会社が同サービスの導入を拡大することを決定した。すでに導入している東京ステーションホテルホテルメトロポリタン エドモントに加え、2025年10月1日からはメズム東京オートグラフ コレクションおよびメトロポリタンホテルズの8施設にも導入され、計11施設での展開となる。これにより、より多くの宿泊客が宿泊するだけで地球温暖化対策に貢献できる環境が整うこととなった。

(出典:株式会社JTBコミュニケーションデザイン

「CO₂ゼロSTAY🄬」は、ホテルや旅館などに宿泊することで発生するCO₂排出相当量をカーボン・オフセットできるサービスである。宿泊施設は自社で環境配慮型プランを設定することが難しかったが、この仕組みを活用することで容易に脱炭素化を推進できる。宿泊客にはオフセット証明書も発行され、手軽に地球温暖化対策へ参加できる体験を提供する点が特徴である。

同サービスは観光業におけるサステナブルな取り組みとして高く評価されており、「第一回JATA SDGsアワード 優秀賞」および「第7回ジャパン・ツーリズム・アワード 入賞」を受賞している。サービス開始以来、全国120施設に導入され、累計18万泊を記録している(2025年9月時点)。また、地域のJ-クレジットを活用した「地産地消プラン」や農業由来の「農業応援プラン」などを通じて、地域社会と環境の両面に貢献している。

(出典:株式会社JTBコミュニケーションデザイン

JTBコミュニケーションデザインは、「CO₂ゼロSTAY🄬」を通じて宿泊施設および利用者による環境対策やSDGsへの取り組みを支援している。同社は、経済活動を止めるのではなく、経済活動によって発生したCO₂排出量をオフセットする仕組みを広げることで、脱炭素社会の実現を目指している。また、SDGs目標「13.気候変動に具体的な対策を」「15.陸の豊かさも守ろう」にも貢献していく方針を示している。

日本ホテル株式会社はJR東日本グループに属し、主に首都圏で42のホテルを運営している。国の重要文化財に指定されている東京駅丸の内駅舎内の東京ステーションホテルをはじめ、メズム東京、オートグラフ コレクション、メトロポリタンホテルズ、JR東日本ホテルメッツなど多様なブランドを展開している。同社は国内外の利用客に向けて、利便性の高い立地と質の高いおもてなしを提供し、環境負荷の少ないサステナブルな宿泊サービスを推進している。

合わせて読みたい
  • 再生羽毛を活用した枕「ふとんでまくら」、...

  • 廃食用油を持続可能な航空燃料に再利用、プ...

  • インターゲートホテルズ5施設でサステナブ...

  • スーパーホテル、「CO2実質ゼロ泊」で「...

関連記事