東北・仙台の中心地に位置する「三井ガーデンホテル仙台」が、2025年6月14日(土)にフルリニューアルオープン。今回の改装では、“杜の都へ誘う光と風”をテーマにしたデザインコンセプト「Light Place」を掲げ、ロビーや客室、大浴場に至るまで、仙台の自然美を感じられる空間へと一新した。
ツイン・トリプルに加えフォースルームを新設し、3~4名での滞在にも対応。大浴場やパウダールームの快適性も向上し、朝食には人気の「ボロネーゼクラシコ」が新登場するなど、癒しと利便性を兼ね備えた空間へと進化した。
本記事では、今回のリニューアルの経緯やこだわりなどについて、三井ガーデンホテル仙台に取材を行った。
▷ 公式サイト:https://www.gardenhotels.co.jp/sendai/
――― 今回のフルリニューアルに至った背景や経緯について教えてください。

三井ガーデンホテルズは、2022年11月にリブランディングを行い、新たなブランドタグラインを「Stay in the Garden」と定めました。
またコロナ禍以降、ホテルの利用方法やゲスト層の多様化を受け、ブランドタグラインに合わせ緑豊かな仙台の素晴らしさを感じていただきつつ、グループ利用にも対応できるようゲストニーズにもあわせリニューアルいたしました。
―――フォースルームを含む3~4名向け客室を大幅に増やされた背景には、どのようなお客様ニーズの変化があったのでしょうか?

特にコロナ禍以降は、地元のお客様がご家族やご友人同士で近場を楽しむ『マイクロツーリズム』のニーズが高まりました。
また、インバウンド需要の回復もあり、台湾からの三世代旅行など、大人数での宿泊も増えています。
そうした多様なニーズに応えるため、複数名で快適に滞在いただける客室を拡充しました。
―――「Light Place ~杜の都へ誘う光と風~」というコンセプトを空間全体で表現するにあたり、客室・共用部それぞれで特にこだわった演出やアートがあれば教えてください。

館内を彩るのは地域の情景から着想を得て表現したアート。仙台をはじめ東北地方にゆかりのあるアーティストの作品が中心です。

エントランスでは仙台の自然を感じられるデザインを意識し、ロビーは朝・昼・夜と表情を変える“緑あふれる杜の都”を演出しています。


また、大浴場では『Light Place』の名にふさわしく、杜の中で癒されるような、木漏れ日をイメージした光壁を採用。木陰の涼しさをイメージした寒色、女性浴場は陽だまりの暖かさを表現した暖色と男女で異なるカラーに仕上げています。自然の日差しと風を感じる露天風呂も完備。女性大浴場にはゆとりのあるソファや植栽を設置した湯上りにリラックスしてご利用いただけるパウダースペースを増設いたしました。
―――三井ガーデンホテルが掲げる「Stay in the Garden」というタグラインは、今回の仙台リニューアルでどのように反映されたと感じますか?

このコンセプトは、まさに仙台という土地と非常に親和性が高いと感じています。
ロビーをはじめ、全客室においても“あたたかく、居心地のよい空間”を演出することで、『ガーデンのような豊かさと潤いのある滞在体験』を体現できたと思います。
――― 今回のリニューアルを経て、「三井ガーデンホテル仙台」として今後どのような滞在価値を提供していきたいとお考えでしょうか?
仙台の自然や季節の移ろいを感じていただきながら、まるでガーデンにいるかのような、豊かで潤いのある時間をお届けしたいと考えています。
お客様に落ち着いてくつろいでいただけるホテルとして、滞在を提供してまいりたいです。
■「三井ガーデンホテル仙台」施設概要
所在地:宮城県仙台市青葉区本町2丁目4-6
客室数:221室
チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
開業:2009年7月17日
付帯施設:レストラン(7階)/大浴場(18階)
電話:022-214-1131
公式サイト:https://www.gardenhotels.co.jp/sendai/