(出典:東急ホテルズ&リゾーツ株式会社)
商船三井株式会社と東急ホテルズ&リゾーツ株式会社は、2022年12月に外国人人材採用に関するコンサルティング業務提携契約を締結し、外国人人材の採用を進めてきた。この提携は商船三井がフィリピンで運営する人材紹介会社と協力しており、今回、技能実習生と調理人の第一陣18名を採用し、彼らは現地での研修を終えて来日、東急ホテルズ&リゾーツが運営する3ホテルに着任した。
技能実習生は各ホテルで接客業務に、調理人は厨房で外国料理の調理に従事する。また、本年2月にはマニラの研修機関で説明会と調理実習セミナーが開催され、多くの参加者が日本での就労に興味を示した。東急ホテルズ&リゾーツでは、将来的に全従業員数の1割を外国人にする目標を掲げており、両社は協力して人材募集を進める。
ポストコロナの経済活動回復に伴い、外国人観光客の急速な回復や国内旅行客の増加が見込まれており、宿泊・飲食業を含むサービス業での人手不足が深刻化している。このような状況の中、外国人船員の採用・育成で培った経験を活かし、商船三井と東急ホテルズ&リゾーツは業務提携により、互いの強みを発揮してサービス業の人手不足解消と地域社会の持続的な発展に貢献していく計画である。