ホテルやレンタカーなどの各業界向けダイナミックプライシング DXや、長期滞在者向けのホテル予約サイト「マンスリーホテル」などのサービスを提供するメトロエンジンが 11 日、資金調達（ファーストクローズ）を完了したと発表した。今回の資金調達により、同社の累計調達額は約 21 億円となった。
「メトロエンジン レベニューマネジメントプラン」
メトロエンジン株式会社（東京都港区）は、株式会社博報堂ＤＹベンチャーズが運営するCVCファンド及び東急不動産ホールディングス株式会社が出資するCVCファンド、既存株主である BEENOS 株式会社などを引受先とする第三者割当増資を実施し、シリーズCファーストクローズにより、総額 10 億円を資金調達した。同社は今後、調達資金を活用してプロダクトへの開発投資、広告やマーケティングの強化、人材採用を促進し、事業拡大を続ける。
コロナ禍においても 5 期連続で二桁成長を維持しているトロエンジンは、第 6 期となる今期（2022年9月期）も高成長を続け、売上高は前年度比約 2 倍となる見込み。コロナ禍にもかかわらず力強い成長を維持する同社の背景について、投資家である 株式会社博報堂ＤＹベンチャーズ パートナー 漆山乃介氏は「同社ソリューション導入におけるレベニューアップ/業務DXの効果が高く、強固な顧客との関係性を築いてきた結果」だと述べている。
メトロエンジンは、リアルタイムのビックデータから人工知能や機械学習を活用して客室単価を導くレベニューマネジメントツール、「メトロエンジン レベニューマネジメントプラン」や、7 泊以上の長期滞在をお得に検索・予約できる長期滞在専門予約サイト、「マンスリーホテル 」を展開しているほか、「レンタカー業界初」となる 在庫および価格管理の DX を実現する新たなサービス、 「メトロコンダクター」をリリースするなど、さまざまなソリューションを開発・提供中だ。