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名鉄ニューグランドホテルが2022年2月末に営業終了 コロナ禍で経営厳しく

投稿日 : 2021.07.09

愛知県

ホテル関連ニュース

名古屋鉄道グループの運営する「名鉄グランドホテル」が、2022年2月末をもって営業を終了すると発表した。新型コロナウイルス感染症で客足が減少したことに加え、名古屋駅周辺のホテル競争が激化したことが閉館の要因となった。

名鉄グランドニューホテルでは、新型コロナウイルス感染症の拡大が始まってから客室稼働率がそれまでの8割から3割にまで悪化していた。

コロナによる客足の減少に加え、名古屋駅周辺でホテルの開発競争が進んだことも経営の悪化に拍車をかけた。また当ホテルではホテル業やウエディング会場のほか、企業向けに会議室の貸し出しを行っていたが、今後はテレワークの推進により需要が落ち込むと予測されることも、営業終了の判断に至った理由の一つだという。

当ホテルはニッセイ名古屋駅西ビル内にある。「ビッグカメラ名古屋駅西店」と建物を共有しており、1~5階がビックカメラ。ホテルは1階にフロント、6階がオフィス、7階が宴会場・レストラン、8階が会議・オフィス、8階の一部と9階~12階が客室となっている。

●名鉄ニューグランドホテルについて

1985年に開業。名古屋駅のすぐそばという好立地で、多くの観光客やビジネスマンに宿を提供していた。客室は全156室。館内施設には結婚式が開ける大規模な宴会場や、ビジネスシーンで使用できる会議室が用意されている。

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