株式会社共立メンテナンスは、函館市立青柳中学校の生徒を対象に、2025年11月14日にリゾートホテル「ラビスタ函館ベイ」で職業体験プログラム「DOMINISTA CHALLENGE(ドミニスタ・チャレンジ)」を実施する。「ドーミーイン」や「共立リゾート」を運営する同社は、2019年から中高生を対象にこのプログラムを全国で展開しており、フロント対応や清掃、ベッドメイキングなどを通じて、働くことの意義や協力の大切さを学ぶ機会を提供している。これまでに全国で延べ80校以上、北海道・東北エリアでは34校の受け入れ実績がある。
(出典:株式会社共立メンテナンス)
本プログラムでは、ホテル業務を体験しながら「職業観」や「地域への愛着」を育むことを目的としている。子どもたちは、宿泊客への接遇を通して誰かの役に立つ喜びを体感し、地域の魅力を再発見する。また、多様な文化背景を持つ人々と接する場での体験は、グローバル化社会における「多文化共生」の学びにもつながる。今回の体験では、午前9時から午後3時まで、職業説明やマナー講座に加え、フロント受付や施設管理、レストランでの接客などを実践的に学ぶ機会が用意されている。
函館市立青柳中学校の担当者は、現場で働く人々の姿勢を知ることで生徒が将来の進路を考えるきっかけにしてほしいとコメントしている。また、「ラビスタ函館ベイ」宿泊支配人の小林怜欧人氏は、参加する生徒が積極的に挑戦し多くを学べるよう、スタッフ一同が全力でサポートすると述べた。プログラムを通じて、子どもたちが主体的に学ぶ姿勢を育むことを期待している。
共立メンテナンスは、社会や経済の変化が激しい時代において、子どもたちが働く意義を体感し、自らの将来を考える機会を持つことが重要であると考えている。同社は今後も職業体験を通じて、人を思いやる心や働く喜びを伝え、地域への愛着を育む活動を続けていく方針である。