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JR尾道駅 ホテルに続き全テナント撤退 来年2月末

投稿日 : 2020.11.17

広島県

ホテル関連ニュース

常石グループのTLB(尾道市)は、JR尾道駅で運営しているテナント事業を来年2月末で撤退すると発表した。

出典:m3 HOSTEL

TLBによると、運営する4店のうち、宿泊施設「m3 HOSTEL(エムスリーホステル)」は10月末に営業を終えている。残る「トムスサンドイッチ」を11月末、「食堂ミチ」「おのまる商店」を来年1月11日にそれぞれ閉店するとしている。

宿泊施設「m3 HOSTEL(エムスリーホステル)」は外国人を含む観光客の利用を見込み、ドミトリー(相部屋)など29部屋あった。新型コロナの影響で4〜6月は休業、再開後は定員の半分以下で営業していた。

「食堂ミチ」は郷土料理、「おのまる商店」はカフェや土産物、レンタサイクルなど観光に付随するサービスを提供していた。TLBは3店で働いていたパート・アルバイト(人数非公表)は閉店時に雇用契約を解除し、別部門で勤める場合は再契約するとしている。高級サンドイッチを販売する「トムスサンドイッチ」は店主が移転を検討しており、現在地での閉店を早めた。

JR直営のコンビニ店を除き、尾道駅舎が少なくとも翌2月末までは空洞化することが避けられない見通しとなった。1月に閉店予定の「食堂ミチ」「おのまる商店」について熊谷舞広報マネージャーは「3月に後継テナントが入れるよう原状回復の時間を考慮した。空白が生じるのは申し訳ない」と話す。

尾道駅舎は鉄筋2階述べ2159平方メートル、うち約1200平方メートルが商業施設。昨年3月にJR西日本が17億円かけて建て替えたばかり。TLB退去後の後継テナントについて、JR西の子会社ジェイアールサービスネット岡山(岡山市北区)は「経営改善を目指したが打開には至らなかった。後続のテナント探しはこれから」と語っている。

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