三陸海岸の中央、岩手県宮古市に位置するリゾートホテル「休暇村陸中宮古」(岩手県宮古市崎鍬ヶ崎)は、東日本大震災の翌年 2012 年からから実施されている震災の教訓を未来に伝える活動、「学ぶ防災ガイド」を応援し、協力してきた。ことし 7 月にその利用者が 20 万人を超えたと言う。同ホテルは 9 月の「防災の日」、「防災月間」に合わせて「学ぶ防災ガイド体験宿泊プラン」を実施し、今後も震災の記憶や教訓を伝えていくとしている。
「休暇村陸中宮古」は三陸の景観や遠野、平泉への観光拠点としても便利な位置にあるホテルだ。敷地内にある遊歩道の展望台からは、本州 最東端宮古市の「日の出」を見ることもできる。
夕食や朝食は三陸の海の幸と山の幸を楽しめるビュッフェスタイルでゲストを迎える。ハーフサイズの牛乳瓶に詰め込まれた海鮮をご飯に盛り付けて食べる、新しいご当地グルメ「瓶ドン」も朝食で提供される。
同ホテルで提供される田老(たろう)の「学ぶ防災ガイド」体験宿泊プランでは、震災ガイドが東日本大震災で甚大な被害を受けた田老地区の当時の状況を話して、震災の恐ろしさや命の大切さを参加者に伝える。
同プランでは 田老の町を飲み込み甚大な被害を及ぼした津波が越えた高さ 10メートルの長大な防潮堤に上がって、参加者に災害の記録や後世への教訓を伝え、防災意識を高めてもらうことを目的としている。
実施期間は通年で、2名以上の要予約だ。