福井県池田町では、11月10日(土)と11日(日)、池田町がまるごとイベント会場となる地元の生産者と会話を楽しみながら、池田の食を満喫、移住相談や空き家見学もできる「いけだ食の文化祭2018」を開催する。町の人口が過疎化する中、交流人口拡大や移住の促進を図る。
出典:いけだ町食の文化祭チラシ
食を中心に池田町のライフスタイルを発信、交流も
池田町の食や農業、生活に関する文化を感じてもらおうと2010年に「食の萬屋祭」としてスタートして9年目となる同祭りが今年も開催される。
代表的な特産物がない池田町では、多種多様な野菜が栽培されている。また、池田町では、町内で出た生ごみと町内で飼育されている肉牛のふんから堆肥を作り、それを田畑で使用する循環型有機農業を行っており、県内外に「福井県池田町産」を愛する人が増えているという。
そんな食と、それを生産する人と場所に触れることができて、紅葉も楽しめるのが同祭りの魅力。
町内の各地に42店舗が出店し、食の販売だけでなく、食にまつわる体験も提供する。毎年人気の、収穫体験した野菜をそのまま購入できる「畑は直売所」、米俵(男性60キロ、女性30キロ)を担ぎ上げたら米プレゼントの「米俵担ぎ」、町の面積の9割が森林の池田町発祥のスポーツ「ウッドスポーツ体験」なども開催する。
また、出店者の中には、移住者や、池田町で林業や農業に携わる人も多くいるため、田舎移住や農業や林業に興味のある人に移住相談会や空き家見学も開催する。
期間:2018年11月10日〜2018年11月11日 10:00〜16:00
アクセス:武生インターから車で30分25Km、JR福井駅からバスで1時間
開催場所:町内一円
福井県池田町ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、池田町には宿泊施設が6、部屋数にして41が提供されており、いずれも小規模な旅館やコテージとなっている。
池田町では、2013年3,000人を超えていた人口が、2018年10月現在には2,600人程度まで減少、高齢化(高齢化率43%)と過疎化が深刻化している。
そうした中で、同町は同祭りを通じて交流人口を拡大し、相談会なども合わせて開催することにより、過密する都会からの移住人口を獲得したい考え。
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