ハイアットホテルズコーポレーションと株式会社Kirakuが、新しいタイプの温泉旅館「ATONA」の展開にあたり、合弁事業契約を交わしたと発表した。
温泉旅館ブランドを新規展開するにあたり、両社が着目したのは日本独自の自然や風土だ。世界経済フォーラムが発表した2021年の旅行・観光魅力度ランキングで、日本は対象117ヶ国・地域の中で1位に輝いている。今回の合弁事業では、温泉を中心として、日本各地の魅力を旅館という媒体を通して伝えていくことを目指す。
新たにリリースされる温泉旅館ブランド「ATONA」の由来は「わたしとあなた」を表す古語「吾汝」だ。このブランド名は、大切な人と一緒に、日常を離れて未知の愉楽の空間を楽しんでほしいという願いから命名された。また、「吾」を大自然、「汝」を人として、自然と人とが本来のつながりを取り戻す場所、という意味も込められている。「旅の拠点」となる旅館として、さまざまな「つながり」を提供するというコンセプトだ。
ブランドの今後の展開については、詳細が決まり次第、情報を公開していくと言う。