ハイアット ホテルズはこのほど、再び顧客をホテルに迎え、旅行体験を豊かにするための方針を発表。アメニティやサービスの刷新、安全性とウエルビーイングに注力する具体的なプロトコルや包括的な手順を取り入れ、従業員が自信を持って快適に業務を行えるようホテル滞在を再考した。
安全性とウエルビーイングに注力、安全・清潔を超えた新滞在
出典:ハイアット
ハイアットは、先新衛生対策「グローバルケア&クリーン」を推進するため、米国のクリーブランドクリニック(Cleveland Clinic)の医療専門家をはじめ、信頼できる医療および業界のアドバイザーらと協力し、従業員の再教育、清掃の強化、安全プロトコル、各ホテルにおける衛生スペシャリストの配置など、ホテルの全面的な再開に向けて運営手順や体制を整えている。
ハイアットでは創造性と配慮をもって、顧客がホテル体験の全行程(予約、到着、滞在、出発など)において自身でより自由に管理できるようにし、総合的なウエルビーイングに注力。また、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、それを感じさせないような場所や空間を再考し、つながりと空間の適切なバランスを追求するという。
瞑想アプリ「ヘッドスペース」とのコラボレーションにより、顧客と従業員は客室テレビやワールド オブ ハイアットのアプリから、マインドフルネス・エクササイズ、瞑想、睡眠コンテンツにアクセスできる。また一部のホテルでは、オンデマンドのテレビコンテンツ(Exhale on Demand)、フィットネス機器(自転車、トレッドミル、ウエイト)、スパキットやトリートメントなどによりウエルビーイングの実践を客室やルームサービスで利用できる。さらに、ホテルによっては屋外に運動スペースを設けている。
また、ハイアットの新衛生対策「グローバルケア&クリーン」の一環として、2020年7月までに衛生管理者として再トレーニングを受けたスタッフを少なくとも1名ハイアットの各ホテルに配置する予定。衛生管理者は衛生的で安全かつ健康的なホテル環境の確立に重点を置く、清掃、消毒、感染症予防プログラムを通じて、ホテルのGBAC STAR™認定の維持をサポートするとのこと。
従業員に対する新しい運営ガイダンスとプロトコルには以下が含まれる。
・出勤前の健康チェックの提出
・出社時の体温チェック
・フェイスカバーなど個人用保護具の整備
・現場のソーシャルディスタンス・ガイダンスおよび手指消毒剤の追加設置
・マインドフルネスとセルフケアが実践できる瞑想アプリ「ヘッドスペース」への無料アクセス
ハイアット ホテルズ コーポレーションのプレジデント兼CEO、マーク・ホプラメジアン氏のコメントは以下の通り。
「この数カ月間、私たちはお客様や従業員と積極的に関わり彼らの意見に慎重に耳を傾けてきました。そして今、お客様と従業員の安全と健康を第一に新しいサービスを実践しています。ホテルを再開するにあたり最も重要な要素は安全性ですが、館内の清掃だけではなく最高のケアを提供し、お客様、ワールド オブ ハイアットのロイヤルティメンバーそして従業員を誇りと自信を持って迎え入れます」。
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