Hotels.comは、人気旅行先におけるホテル価格の動向をまとめた「ホテル価格指数レポート2025™」の第二弾を発表した。今回のレポートでは、ホテルの平均宿泊費が最も下がっている旅行先のランキングや、プールサイドカクテルが安く楽しめる旅行先、さらに海外旅行者に向けた世界各地のチップ事情が紹介された。第一弾は2025年6月に発表されており、今回の内容はそれに続くものである。
(出典:Hotels.com)
レポートによると、2024年の日本国内のホテル平均宿泊費は11,000円で、前年と比べて2%の減少が見られた。なかでも最も大きく下がったのは「宮古島」で、前年比17%減の19,000円となった。次いで、「川崎」が13%減、「静岡」「成田」「鹿児島」はそれぞれ7%減となった。それぞれ、東京や横浜へのアクセスの良さ、温泉地や大自然の魅力、LCCの発着空港があることなど、異なる特徴を持つ地域である。
(出典:Hotels.com)
一方、海外の平均宿泊費は全体で1%増の23,000円となった。日本人旅行者に人気の渡航先である「香港」では、平均宿泊費が26,000円となり、以前と比べて宿泊費が下がり、より手頃な価格で宿泊できるようになった。「ホノルル」も平均宿泊費が6%下がっており、価格の変動が見られる結果となった。
(出典:Hotels.com)
また、主要旅行先にある4つ星および5つ星ホテルを対象に、プールサイドカクテルの価格を調査した結果、国内では「那覇」が平均1,990円で最も安価であった。海外では「バンコク」が平均1,590円と最も安く、対照的に「パリ」や「ソウル」では一杯あたりの平均価格が3,000円以上という結果であった。この調査は、2025年4月から5月にかけて、オンライン上で公開されているメニューをもとに、最も価格が低いカクテルの平均値を算出したものである。
(出典:Hotels.com)
さらに、海外旅行先でのチップ文化に関する情報も紹介されている。アメリカでは客室清掃に1泊あたり約5米ドル、ベルスタッフには荷物1個につき1〜2米ドルのチップが一般的である。カナダでも同様であるが、メキシコでは優れたサービスを受けた場合にのみチップを渡すのが通例である。ヨーロッパではチップは義務ではないものの、客室清掃やツアーガイドなどに対して数ユーロを渡す習慣がある。タイ、フィリピン、インドネシアなどの東南アジアでは、観光地においてチップ文化があり、ドライバーやガイドにもチップを渡すことがあるが、多くの場合、料金に含まれていることもあるため、支払い時の確認が推奨されている。
Hotels.comでは、「ホテル価格指数レポート2025™」特設サイトを通じて、高評価のVIP Access提携ホテルやコストパフォーマンスに優れた宿泊施設の情報を発信している。予約時には、ユーザーレビューやリワードプログラムを活用することで、よりお得な宿泊体験が可能となる。