(出典:藤田観光株式会社)
新宿ワシントンホテルは、2025年8月8日(金)に小学生を対象としたSDGsイベント「『ホテル×SDGs』 世界にひとつだけ!My SDGs新聞&農業由来のJ-クレジットを取り入れている『蛍の里くびき米』でおにぎりの調理体験」を開催する。
このイベントは2024年に続く2回目の開催で、「ホテルで発見!サステナビリティ」をテーマに、SDGsに基づいた食や体験を通じて、子どもたちが「地球のために自分ができること」を考える機会を提供する。
当日はまず、新潟県上越市産のコシヒカリ「蛍の里くびき米」を使ったおにぎりの調理体験からスタートする。このお米は、農業由来のJ-クレジットを取り入れており、6月からは宿泊プランの特典として提供されている。開催日の8月8日は「お米の日」とされ、「米」の字が「八十八」に分解できることや、米作りに八十八の手間がかかるという語源にちなんでいる。この体験を通じて、子どもたちはお米の大切さや食べる楽しさを学ぶ。
(出典:藤田観光株式会社)
次に、「MOTTAINAIキャンペーン」事務局による出前授業が行われ、ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイ氏の活動や、「MOTTAINAI」の理念、キャンペーンの主旨について紹介される。また、藤田観光株式会社が導入している「農業応援 CO₂ゼロSTAY®プラン」についても説明され、カーボン・オフセットやJ-クレジットに関する理解を深める内容となっている。
さらに、昨年も好評だったホテルのバックヤードツアーが実施される。料飲部門で使用されている冷蔵庫・冷凍庫の冷気体験、客室でのプロによるベッドメイキングの見学、エコ清掃の紹介などに加え、ホテルに備え付けられているさまざまな福祉用具の使用体験も予定されている。
イベントの締めくくりには、「My SDGs新聞」の制作が行われる。これは、イベント中に撮影された参加者の写真を用い、当日の体験や学びを記録する新聞であり、毎日新聞社オリジナルの紙面が使用される。完成した新聞は、記念として持ち帰ることができる。
なお、同ホテルでは、地球環境保護を目的とした「エコ清掃」を連泊の際に実施しており、清掃やクリーニングにかかるエネルギーの使用量を抑えることで、宿泊客とともにCO₂の削減に取り組んでいる。また、イベントでも取り上げられるJ-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの活用によるCO₂の削減、あるいは適切な森林管理によるCO₂の吸収量を国が認証する仕組みであり、経団連カーボンニュートラル行動計画の目標達成やカーボン・オフセットなどに活用されている。