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ホテル日航つくば、「つくばフェスティバル2025」で家庭用廃食用油の回収を実施

投稿日 : 2025.05.15

茨城県

SDGs

ホテル関連ニュース

(出典:ニッコー・ホテルズ・インターナショナル

ホテル日航つくばは、2025年5月17日(土)および18日(日)の2日間、ホテル周辺で開催される「つくばフェスティバル2025」に出展し、会場内の同ホテルのテントにて一般家庭からの廃食用油の回収を実施する。

この取り組みは、日揮ホールディングス株式会社推進する「Fry to Fly Projectの主旨に賛同し持続可能航空燃料(SAF)原料なる食用油回収することで、資源循環炭素社会実現寄与すること目的としている。「Fry to Fly Project」では、家庭飲食店などから排出れる食用油活用SAF製造し、従来航空燃料比較80%二酸化炭素排出削減可能いる。

家庭から出る食用油多く回収まま廃棄れ、さらに回収年間10トン以上国外輸出いる現状ある中、プロジェクトは、国内資源として食用油有効活用する仕組み構築目指いる。企業、自治体、団体など多様主体連携するこの取り組みは、20253時点212組織参加いる。

ホテル日航つくばでは、2023年5月よりホテル内厨房から出る廃食用油の収集を開始しており、2025年3月までの23カ月間において、ホテル全体およびイベントにおいて合計6,502リットル(5,916キログラム)の廃食用油を回収した。この量から製造されるSAFは、東京国際空港(羽田空港)から大阪国際空港(伊丹空港)までの航空機において約2.9便分の燃料に相当し、二酸化炭素の削減量は合計で約14.2トンに達する。

「つくばフェスティバル」で回収対象となる廃食用油は、1回につき200ミリリットル以上とし、ペットボトルや牛乳パックなどのこぼれにくい容器に入れ、液状と固形の油を混在させずに持参することが求められる。また、天かすや生ごみ、水分などが混入していないことも条件である。回収方法としては、専用の回収ボックスを設置し、廃食用油を持参した来場者に対して1回につき1枚、同テント内で利用可能な100円引きチケットを配布する。

同ホテルでは、「つくばフェスティバル」に限らず、「まつりつくば」やホテル主催のイベント等を通じて、今後も継続的に家庭から出る廃食用油の回収を行い、資源循環に参加できる機会を提供することで、本プロジェクトのさらなる認知拡大を目指している。

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