(出典:沖縄UDS株式会社)
沖縄県那覇市前島に位置するホテル アンテルーム 那覇は、2025年5月1日付で国際的な環境認証プログラムであるGreen Key(グリーンキー)を取得した。
Green Keyは環境教育財団(FEE)が運営する国際的なエコ認証制度であり、現在、70カ国以上において6,000を超える施設が認証を受けている。認証の際は、エネルギーや水の使用状況、廃棄物の管理、地域社会との関係、スタッフおよび宿泊客に対する環境教育など、多岐にわたる観点から施設の環境対応を評価する。Green Keyの環境基準は詳細に整備されており、認証取得後も定期的な再審査を通じて、環境への取り組みの継続と改善が求められている。ホテル アンテルーム 那覇は、13のカテゴリにわたる評価項目のうち、75の必須項目と75の努力項目による基準を満たし、認証を取得した。(出典:沖縄UDS株式会社)
同ホテルはこれまでにも段階的に持続可能な運営に取り組んできた。客室内のペットボトルを廃止し、給水器やカラフェの設置により年間約42,000本分のペットボトルごみの削減を実現している。使い捨てアメニティについても竹や紙製品など代替素材の導入により、年間約800キログラムのプラスチックごみを削減している。加えて、施設内の約75%にあたるシャワー設備において、水流量を毎分9リットル以下に抑える節水対策を行い、ゲストの快適性を損なうことなくCO2排出削減につなげている。
(出典:沖縄UDS株式会社)
また、社会福祉法人たまん福祉会が生産する大豆若葉を用いたグリッピースムージーや、形状不良により廃棄対象となった美らキャロットを活用したジュースなどのメニュー開発により、フードロス削減と地域貢献の両立を図っている。さらに、来館者が環境問題への理解を深めることができる参加型のイベントも実施しており、沖縄県内の作家との協働やサステナブルなアート作品の展示などを通じて、環境に関する意識の醸成にも取り組んでいる。