ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > ホテル関連ニュース > 伊勢の旅館「星出館」が登録有形文化財へ 昭和初期の趣を今に残す

伊勢の旅館「星出館」が登録有形文化財へ 昭和初期の趣を今に残す

投稿日 : 2021.07.20

三重県

ホテル関連ニュース

国の文化審議会は16日、伊勢市河崎2の旅館「星出館」を登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学相に答申した。年内に正式に登録される見通し。

同施設は昭和2年に建てられ、90年以上の歴史を誇る。前身は旅館「花屋」で、昭和27年に現在の名前に変更された。

国有形文化財に登録される見込みとなっているのは、「星出館」の入り母屋造り桟(さん)瓦葺きの2階建て主屋と桟瓦葺きの塀の2件。主屋の玄関には寺や神社にみられる装飾「唐破風(からはふ)」が施され、また、2階の渡り廊下の一部分は赤い橋になっているなど、凝った意匠や間取りなどが当時の姿のまま残されている。

出典:伊勢旅館組合

正式に登録されれば県内で建造物の登録有形文化財は302件となる。市内では37、38件目の登録となり、旅館では、麻吉旅館(中之町)、麻野館(二見町茶屋)に続き3ヶ所目。

国の登録有形文化財は建設から50年以上経過した貴重な建造物を登録するもので、 文化財の価値を再認識し、積極的に活用しながら保存していくことを目的としている。

合わせて読みたい
  • 「伊勢・志摩 湯快リゾートプレミアム...

  • 【本日、6月21日開業】「コンフォートホ...

  • 「古民家割烹 ひよけ家」伊豆伊東温泉で初...

  • “桂小五郎”ゆかりの老舗旅館『幾松』閉店...

関連記事