ヒルトン・グランド・バケーションズが、ダイヤモンド・リゾート・インターナショナル社の買収を完了したと 3 日、発表した。今回の買収を経て、世界最大規模の高級タイムシェアの運営企業が誕生する。
フロリダ州のオーランドを本拠とし、世界各地の行楽地でのタイムシェア リゾートの企画、開発、販売、運営を行い、また ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ®およびヒルトン・クラブ®を運営するヒルトン・グランド・バケーションズ。日本では ヒルトン・リゾーツ・マーケティング・コーポレーション(東京都新宿区)が事業を運営している。
ヒルトン・グランド・バケーションズによると、資金アポロ・グローバル・マネジメント社の関連会社、レヴァレンス・キャピタル・パートナーズの関連会社、およびその他のダイヤモンドのステークホルダーによって管理されている。この株式ベースの取引による買収により、ヒルトン・グランド・バケーションズは株式価値約14億ドルを保有する、最大規模の高級タイムシェアを運営企業となった。
そのブランド力と新規オーナー成長率、ダイヤモンドの多様なロケーション ネットワークおよび体験型商品の強みを活かし、幅広いサービスの提供が可能になる。
この買収により約 710,000 組のオーナー、また 48 のセールスセンター、20 を超える新しいロケーションを手に入れることになるヒルトン・グランド・バケーションズは大きな価値創生を見込んでいると言う。ヒルトン・グランド・バケーションズは統合後 24 カ月以内で、ランレートで 1 億 2,500 万ドルを超えるコストシナジーを生み出すと予想している。