藤田観光株式会社が運営する「ホテルグレイスリー」「ワシントンホテル」にて、朝食ブッフェの残食をランチボックスに詰めて、フードシェアリングサービスに出品。ランチタイムの近隣ビジネスマンとマッチングさせて食品ロス削減に貢献する。
藤田観光株式会社は、同社が運営する「ホテルグレイスリー」「ワシントンホテル」にて、フードシェアリングサービス「Tabete」を導入。朝食ブッフェで食べられずに余ってしまった食材をランチボックスに詰め、「Tabete」に出品して、近隣ビジネスマンとマッチングさせる。
「Tabete」は、株式会社コークッキング(東京都港区)の展開する食品ロス削減のためのフードシェアリングサービスだ。パン屋などの飲食店舗で、閉店までに売り切るのが難しく、味や衛生面でも問題なく、まだ食べられるのに廃棄の危機に面している食事を、アプリを介してユーザーとマッチングさせるサービスになる。2022 年 1 月時点で、約 49 万人のユーザーに利用されており、掲載店舗数は約 2,000 店に及ぶ。
今回「Tabete」を導入した宿泊特化型ホテルである WHG ホテルズでは、「からだに良いもの」をコンセプトに手作りにこだわった料理を用意しており、多くのゲストがその朝食ブッフェを楽しみにしているという。だが一方では、ブッフェによる「残食の廃棄」が、ホテルにとってかねてより悩みのタネとなっていた。
その悩みを解決できるアイデアとして、食品ロス削減アプリ「TABETE」が採用された。
「TABETE」を導入する店舗は、「秋葉原ワシントンホテル」「ホテルグレイスリー田町」の 2 店舗。ホテルのシェフがこだわって手作りした朝食ブッフェの料理を使った弁当「ホテルブッフェの日替わり弁当」(450円)などを出品する。