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富士マリオットホテル山中湖、「Sakura Quality An ESG Practice」で3御衣黄桜を取得:山梨県初の認証

投稿日 : 2025.11.27

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(出典:森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社

富士マリオットホテル山中湖は、株式会社サクラクオリティマネジメントが実施する観光品質認証制度「Sakura Quality An ESG Practice(サクラクオリティ アン イーエスジー プラクティス)」において、「3御衣黄桜」を取得した。山梨県内の宿泊施設としては初の取得となり、地域とともに推進してきた同ホテルのサステナビリティへの取り組みが高く評価された結果である。「Sakura Quality An ESG Practice」は、観光事業における持続可能性、地域貢献、環境配慮、従業員との関係性などを総合的に評価する制度であり、SDGs(持続可能な開発目標)に即した取り組みが求められる。

同ホテルでは、環境に配慮した木製や竹製のアメニティの導入、プラスチック使用削減への取り組みを進めている。また、毎年サステナビリティをテーマとした夏ブッフェを開催し、子どもたちの食育への貢献も行っている。さらに、地元大学生のインターンシップ受け入れや、ペットボトルキャップの回収活動を通じて山中湖社会福祉協議会を支援し、障害者福祉や環境保護、国際協力にも寄与している。これらの継続的な活動が評価され、今回の「3御衣黄桜」取得につながった。今後も富士マリオットホテル山中湖は、地域とともに持続可能な観光の未来を築くホテルとして、さらなる品質向上と社会貢献を目指していく。

(出典:森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社

「Sakura Quality An ESG Practice(通称:サクラクオリティグリーン)」は、宿泊施設向け品質認証「サクラクオリティ」を運営する株式会社サクラクオリティマネジメントが開発した日本発のESG認証である。認証基準は、2022年3月に米国のグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)から承認を受けており、SDGsの17ゴールに基づく172項目で構成される。チェックシートへの回答と調査員による現地視察を経て、5段階のレベルで評価される仕組みである。

富士マリオットホテル山中湖は、標高約1,000メートルの自然豊かな山中湖エリアに位置するリゾートホテルである。東京からのアクセスも良く、富士山富士五湖観光の拠点として国内外の旅行者に利用されている。全105室の客室には温泉付きの部屋もあり、富士山を望むテニスコートや温泉大浴場などの設備を備える。館内のダイニングでは、甲州牛や甲斐サーモンなど山梨県産の食材を使用したグリル料理が提供され、地域の魅力を体感できる滞在が可能である。

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