ことし 3 月、株式会社Catalyst(東京都中央区)は中央区日本橋で運営する宿泊施設「obi Hostel」に、24時間営業のフィットネスジムを新設。「トレーニング × 食事」をコンセプトに、トレーニングマシンを充実させ、既存のカフェスペースでは「筋トレ飯」を提供してきた。ゲストのカラダづくりを包括的にサポートして好評を博しているこの「ホテル+フィットネスジム」という組み合わせを、Catalystはプログラム化し、全国展開していく。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、ホステル「obi Hostel」の主要ターゲットであるインバウンド需要が消滅。「obi Hostel」は長く売上が低迷していたという。この状況を打破しようと、宿泊施設の一部を会員制 24 時間営業フィットネスジム「obi Hoste」に改装。宿泊・飲食・フィットネスジムを同館内に併設した複合型の施設として、3月22日にリニューアルオープンしている。
ジムの会員費用は、完全自社運営をすることにより月額6,900円 (税抜)という低価格を実現しており、オープン 3 カ月で会員数 400 名を突破している。ホステルの宿泊部門でも、「ジム付きプラン」を販売し、稼働率増、客単価の上昇を実現。この運動や食事を組み合わせた施設が好評を呼び、リニューアルオープン翌月の 4 月は、総売上が昨年同月比で 920% を達成したという。
株式会社Catalystは今後、hobi Hostelの成功事例をプログラム化し、再生モデルを全国で展開していく。フィットネス事業のみを事業ドメインとする業界大手とは異なり、株式会社Catalystはホテル事業の立場に立ち、施設全体のバリューアップの最大化を実現するための包括的なサポートを展開していく。