キャピタランドの宿泊ビジネス部門であるアスコットは、ポストコロナの将来に対応した安全な宿泊施設を提供し続けるため、清潔さと衛生基準を引き上げ展開する取り組み「Ascott Cares(アスコット・ケアーズ)」を発表した。
「アスコット・ケアーズ」は、既存の衛生基準を強化した、厳しい衛生基準と清潔さおよび安全な距離の確保を約束する9つの取り組みから成る。世界保健機関(WHO)の基準と各国の規制に準拠したこの包括的な取り組みは、2020年6月から日本を含めた世界30ヵ国180都市に広がる宿泊施設に順次展開されるという。
出典:アスコットジャパン
Ascott Cares(アスコット・ケアーズ)- 9つの取り組み
1. Our Staff ‐ スタッフの作業環境と衛生管理を重視
2. Guest Safety ‐ ゲストの安全のための基準を追加
3. Physical Distancing ‐ 物理的距離を保つ環境を整備
4. Housekeeping ‐ グローバルスタンダードに沿う清掃基準の強化
5. Apartments & Rooms ‐ 客室内の予防設備などの実装
6. Food & Beverage ‐ 食品安全ガイドラインの強化
7. Shared Facilities ‐ 共用施設ごとの規制と基準の強化
8. Contactless & Paperless ‐ 非接触型プロセスの実装を加速
9. Our Vendors ‐ ベンダーとの協力による確実な遂行
アスコット社が日本国内で運営する全8施設においては、「アスコット・ケアーズ」に基づき、全スタッフの毎朝の検温とマスクの着用を徹底。また、水や衛生、感染予防に関するソリューションとサービスをグローバルに提供するエコラボ(Ecolab)の協力のもと、ゲストルーム、パブリックエリア、レストルーム、スタッフルームのそれぞれに策定された安全対策ガイドラインに沿い、高水準の清潔さと衛生基準を満たすよう努めているという。
スタッフの頻繁な手洗いと除菌、使い捨て手袋の使用を推進し、客室や共用エリアの清掃においては、手が触れる機会の多い各部(ドアノブ、電気スイッチ、リモコンなど)の洗浄・除菌をこれまで以上に行うなど、日々の作業を遂行するほか、スタッフトレーニングを予定。今後も安心してゲストに滞在してもらえる施設環境の整備に尽力していくとのこと。
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