秋田県湯沢市の湯沢ロイヤルホテルは、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナを支援しようと、2月28日よりレストランフローラにて、ウクライナ料理の販売を始めた。料金の一部がウクライナへの寄付金に充てられる。
メニューは、ウクライナの伝統的なスープであるボルシチと、焼き菓子モルコヴニツェ(キャロットケーキ)を組み合わせたセット。ボルシチはビーツという野菜を使う色鮮やかな赤のスープだが、ロシアでは牛骨のスープに酢漬けにしたキャベツを入れるのが一般的。一方、ウクライナでは、チキンブイヨンと生のキャベツを使用するという違いがある。今回は、生のキャベツの食感を残したウクライナ風のボルシチを提供する。
焼き菓子は、すりおろした人参にレーズンやアーモンド、シナモンなどを加えたもの。ウクライナでは通常スパイスを多めに入れるが、今回は日本人の口に合うように控えめにしているという。
料金1100円のうち100円を海外の非政府組織(NGO)を通じウクライナへの寄付に充てる。レストランでの提供だけでなく、今月7日からテイクアウトと配達を始めた。こちらも売り上げの一部が寄付される。
また、ウクライナ緊急募金に200円募金するウクライナ応援宿泊プランも開始した。詳しい情報は湯沢ロイヤルホテル公式サイト(https://yuzawa-royal.co.jp/当社がウクライナのためにできること/)で確認できる。