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2018年のホテル客室販売価格とイベント開催状況を振り返る【さいたま市】

投稿日 : 2019.02.01

埼玉県

ホテル関連ニュース

ホテルの客室販売価格を決定者は、周辺施設の販売状況やイベント開催状況などの外的要因、予算や前年比などの内的要因や経験を考慮しながら価格決定作業を行う。2018年のさいたま市内において特に客室販売価格が高かった日において、周辺ではどのようなイベントが開催されていたのか振り返る。

さいたま市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、さいたま市には宿泊施設が48、部屋数にして3,580が提供されており、大規模施設の多くがが大宮区、中央区、浦和区に集中している。加えて2020年までに6施設が新規開業見込みである。

既存施設の客室数トップ5は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

さいたま市において客室販売価格に大きく影響を与えたイベントとは

さいたま市内に存在する50室以上のビジネスホテル・シティホテルを対象としメトロエンジンリサーチによる検証を行った。2018年における平均客室販売価格の上位10%の日付はほぼ週末の金曜日と土曜日が占めていた。これは当然の結果であると考えられるのでこれらの日付及び祝前日と大型連休を除いた、イベント開催が宿泊需要増加に大きく寄与したと考えられる日付において開催されていた主なイベントは下記である。

有名外国人アーティストという点が共通しているが、これらのコンサートはワールドツアーの日本公演であり、日本国内における公演はさいたまスーパーアリーナのみで開催されていた。このことから日本全国からファンがさいたま市内に集まったため、宿泊需要が増加しOTA販売価格の上昇に影響を与えたと考えられる。

宿泊施設周辺におけるイベント開催状況が客室販売価格に大きな影響を与えることはホテル関係者とっては周知の事実であるが、日々の業務に加えてこのような情報の収集することは大きな負担となっている。

メトロエンジンベーシックは自動的に収集された自社施設周辺のイベントや価格などの情報を一目で確認することができ、煩雑な情報収集業務を省力化することができるツールとなっている。

2019年においても、さいたま市周辺では大規模イベントが多数予定されているため、それらの開催情報を競合施設よりもいち早くキャッチし、客室販売価格を決定することが重要となるだろう。

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