栃木県宇都宮市が推進する「宇都宮駅東口地区整備事業」において、2022 年 8 月開業予定の複合施設などを担当する住友商事株式会社が、複合施設の主要出店テナントが決まったと発表した。客室数 288 室の、大浴場が併設する宿泊施設、「カンデオホテルズ宇都宮(仮称)」も出店する。
住友商事株式会社は「宇都宮駅東口地区整備事業」における街づくりの検討を連携して行うテナントと、街づくり協定を締結。宇都宮市や地域関係者とより一層の連携を深め、魅力ある街づくり、また新しい価値観を創造する施設づくりを推進していく。
宇都宮市は「宇都宮駅東口地区整備事業」を、「宇都宮の未来を拓く新たな魅力の創造・交流と賑わいの拠点」に位置付けており、北関東最大級の収容人数を誇るコンベンション施設や、新たな交通網であるライトレールトランジット(次世代型路面電車システム)、緑あふれる広場や病院、ライフスタイル型商業施設、宿泊施設や生活サポート施設、オフィスなどを官民連携で開発していく。住友商事は総合商社が有する街づくりのノウハウやネットワークを活用し、本事業のうち、JR宇都宮駅やLRT停留場と直結する複合施設の開発、隣接する立体駐車場施設の整備を担当。
複合施設の5~14階部分に入居予定の、カンデオホテルズ宇都宮(仮称)は、最上階に露天風呂の付いた大浴場も付帯するホテルだ。「4つ星ホテル」というコンセプトに基づき、地域の特産品を活用したレストランも併設する。
その他には、 栃木県を含む北関東および南東北 5 県に 236 店舗を展開するスーパーマーケット、株式会社ヨークベニマルや、宇都宮を代表する老舗餃子専門店「宇都宮みんみん」などが複合施設にテナントとして入る予定だ。