キャンプやグランピングを中心としたアウトドア総合情報サイト「TAKIBI」が運営する株式会社フォーイットは、全国の10代~50代までの男女500人を対象にキャンプのきっかけに関するアンケートを実施した。調査の対象者は18歳~59歳の男女で、サンプル数は500人(各年代100人ずつ)。居住地は全国にわたり、調査方法はネットリサーチである。アンケートの実施日は2023年10月30日から11月12日までだった。
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この調査で最も多かった回答は「自然を楽しむため」で、22.0%にのぼった。次いで、「キャンプ飯を楽しむため」が9.0%、「友人・家族の影響」が8.0%と続く結果となった。また、「キャンプをしたことがない」と回答した人は40.6%で、約60%の人にキャンプ経験があることが分かった。
男女別で見ると、キャンプ経験がある人は女性よりも男性が多い。また、きっかけとして最も男女差が大きかったのは「自然を楽しむため」で、男性の回答率が約10%上回っていた。以前実施されたアンケートでは、「アウトドア派」もしくは「どちらかといえばアウトドア派」と回答した男性が60%、女性が45%という結果が出ており、男女の趣味趣向の差が影響していると考えられる。また、「友人・家族の影響」と「子供にアウトドアを経験させるため」のみ、女性の回答率が上回っている傾向が見られた。
年代別では、キャンプをしたことがある人は10代で約40%、20代で50%、30代以降では約70%と大きく増加していることが分かる。特に、20代では「SNSの影響」が6.0%と全年代で最多だった。デジタルネイティブ世代である20代には、SNS上のキャンプやアウトドア情報が大きな影響を与えているようだ。
居住地域別では、九州・沖縄ではキャンプ経験がある人が約75%にのぼる一方、北海道・東北では50%にとどまっている。この地域差は、九州・沖縄の温暖な気候や北海道・東北の厳しい冬が影響していると考えられる。しかし、北海道・東北では「自然を楽しむため」と回答した人が多く、その地域ならではの雄大な自然や雪景色を楽しみたい人も多いようだ。
TAKIBIでは、冬でも利用可能なキャンプ場やグランピング施設の情報を随時更新している。この時期にしかできないキャンプ体験を提案しており、冬キャンプを考えている人々にとって有益な情報源となっている。
(画像出典:TAKIBI)