(出典:株式会社ホテルオークラ)
株式会社ホテルオークラが、中国の蘇州圓融発展集団、株式会社マリモホールディングス、住友商事株式会社が出資する蘇州融和不動産有限公司(本社:中国江蘇省)と共同で、「ホテルオークラ蘇州」(仮称/2027年開業予定)の運営管理契約を締結した。2023年12月20日に調印式が行われたことが発表された。
蘇州は、江蘇省東南部に位置し、経済的にも文化的にも重要な都市である。古い市街地の風情ある運河や史跡が、観光都市としての魅力を高めている。また、蘇州は工業都市としての側面も持ち、特に「蘇州工業園区」は1994年以降、シンガポール政府との共同開発により成長し、国家級経済開発区として知られるようになった。
新しく開業する「ホテルオークラ蘇州」は、オフィスや住宅、商業施設が入居する複合ビルの上層部に位置する。標準客室面積は42平方メートルで、スイートルーム25室を含む合計249室が設けられる予定だ。日本料理、中国料理を含む4つの飲食施設のほか、エグゼクティブラウンジ、フィットネスジム、屋内プールなどの付帯施設も整備される。
また、大宴会場や様々な用途に対応する5つの会議室・VIP室も設置され、滞在客に対して上質な空間とサービスが提供される。この複合ビルには、ホテルとは別に長期滞在用の客室も設けられ、地下鉄1号線・5号線「星塘街」駅に直結しているため、アクセスも便利である。
「ホテルオークラ蘇州」は、江蘇省における初の「ホテルオークラ」ブランドのホテルとして、和のおもてなしを根底にしたサービスを提供する。オークラ ニッコー ホテルズは、同省において「ホテル・ニッコー無錫」、「ホテル・ニッコー蘇州」、「ホテル・ニッコー泰州」、「ホテル・ニッコー常熟」などを運営している。
株式会社ホテルオークラは、1958年の設立以来、「Best A.C.S.」(最高の施設、最高の料理、最高のサービス)を掲げ、ホテル事業及び関連事業を展開している。国内外で高いグローバル・ネットワークを築き、日本文化と西洋文化の融合による独自のおもてなしを提供している。
現在、オークラ ホテルズ & リゾーツは、オークラ ヘリテージ、オークラ プレステージ、ホテルオークラの3ブランド、ニッコー・ホテルズ・インターナショナルは、グランドニッコー、ホテルニッコー、ニッコースタイルの3ブランド、そしてホテル JAL シティを含む7ブランドを展開しており、80ホテル、総客室数24,318室を運営している。また、2019年9月には、旧ホテルオークラ東京本館の建替えにより新たなフラッグシップホテル「The Okura Tokyo」を開業した。
▶(仮称) 『ホテルオークラ蘇州』施設概要
【所在地】 江蘇省蘇州市蘇州工業園区蘇州大道北、星塘街西
【延床面積】 約170,077㎡ (ホテルは約34,413㎡)
【階数】 地上39階、地下3階
【客室数】 249室
【レストラン】 日本料理、中国料理、オールデイダイニング、ラウンジ
【付帯施設】 フィットネス、屋内プール ほか
【宴会場・会議室】 宴会場・会議室 6室
【アクセス】 上海虹橋国際空港/上海虹橋駅から車で約60分、蘇州駅から車で約30分、蘇州軌道交通 地下鉄1号線・5号線「星塘街」駅と直結