株式会社カシワバラ・コーポレーションのグループ企業、株式会社カシワバラ・ハンズが企画運営する「YAWN YARD(ヨーン・ヤード) Kouri Island」が2024年9月1日、沖縄県・古宇利島に開業した。
YAWN YARDは、地域に眠るもうひとつのくつろぎ方を「泊まれる庭」として提案する新ブランド。自然と人が仲良くなる「もうひとつのくつろぎ方」を 「泊まれる庭」として具体化し、各地域の気候風土や生活美学を活かしたユニークな宿泊体験を提供するという。「YAWN YARD Kouri Island」は、その第1号施設だ。
本記事では、「YAWN YARD Kouri Island」の特徴や開業の経緯などについて、運営元の株式会社カシワバラ・ハンズに取材を行った。
▷ 公式サイト: https://www.yawnyard.com/
―――まず「YAWN YARD Kouri Island」がどのような宿泊施設か教えていただけますか
「泊まれる庭」をコンセプトにした宿泊施設です。沖縄県の古宇利島にあるオーシャンビューのリゾートホテルですが、自然と一体となりつつも快適さも捨て難い…そんな滞在が叶えられます。
―――どのような経緯で「YAWN YARD Kouri Island」を沖縄県・古宇利島に開業したのでしょうか
株式会社カシワバラ・コーポレーションの新規事業開発プロジェクトにて宿泊施設に関する事業プロジェクトが2019年に発足したことが始まりです。
設立75年、建築領域で発展してきた当社は、塗装から始まりマンション大規模修繕や住宅、公共施設など、地域の暮らしに長く寄り添ってきました。
時代が大きく変化しライフスタイルが多様化してきた昨今、旅と暮らしがリンクしていると捉え「住む・暮らし」に関する事業を総合的にワンストップで展開する、カシワバラグループの新しい事業になるべく、2024年の1月にカシワバラ・ハンズに事業移管を行いました。
そして、地域の気候風土や生活美学を活かしたユニークな宿泊体験を提供する新しい拠点の第一拠点としてYAWN YARD Kouri Islandを古宇利島に開業しました。
―――「泊まれる庭」というコンセプトを具体的に表現するために、どのような工夫がなされていますか
YAWN YARD Kouri Islandは、テラスでの滞在を中心に考えられた、おおらかな半屋外の空間です。海と丘、それぞれのランドスケープを起点に生まれた8つの庭(客室)には、ひとつとして同じものがありません。各客室の一番良い景色に開かれるように工夫しています。
基本の型は同じで、大きな一つの屋根に2つの居室とテラスとプールがあります。お部屋の中心のテラスは半屋外の空間で、古宇利島の雄大な自然を感じながら思い思いのお時間をお過ごしいただけます。
また、お部屋内の好きな場所に置いて過ごせる椅子やランプも備えました。
―――どのような利用者層をターゲットにしていますか
YAWN YARD Kouri Islandは、古宇利島を通りぬける海風や沖縄の強い日差し、夜中に聞こえる不思議なリズムの鳥の声や突然のスコールなど、やんばる地方の野趣あふれる自然の営みに溶け合うことができる、あくびの庭です。
プールに入って涼んだり、好きな場所に椅子やランプを置いてリラックスしたり、はだしで過ごしたりと、自由な滞在を楽しんでいただきたいです。お子様連れでも遠慮なく元気にお過ごしいただけますし、各客室がプライベート空間になっているため、家族や友人と人目を気にせず、のびのびと過ごしていただけます。
お食事はお部屋にお届けするスタイルで、いたれりつくせりのサービスではありませんが、その分、ゆったりと自由に過ごせる環境を提供しています。夜は団らんとプールを楽しみ、朝は早起きして近くのビーチへ。古宇利島の静けさを独り占めしていただける体験を大切にしています。
―――最後に今後の意気込みを教えてください
「ヨーン・ヤード」は「あくびの庭」を意味しています。あくびが出るほどリラックスして、まるで自分だけの庭のように、ゆったりとした時間を過ごしていただける場所にしていきたいと考えています。
■施設概要
名称 :YAWN YARD Kouri Island (ヨーン・ヤード)
公式サイト: https://www.yawnyard.com/
所在地 :(sea) 〒 905-0406 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利1837
(hill) 〒 905-0406 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利1792-1
アクセス : 那覇空港から車で90分
客室数 : 8室(ヴィラタイプ)
建築規模 :木造平屋
開業日 : 2024年9月1日