皆さんは出張先でスーツやそのほかの衣類を洗う時に、どんな方法で洗っていますか?
自宅では自由に洗濯できますが、出張先ともなると自由に洗濯できないのが辛いところです。
しかし、全く洗濯できないというわけでないので、出張先でできる洗濯方法や、出張先で役立つ洗濯グッズなどを知っておくと役立つでしょう。
出張先で洗濯する際に注意しておきたいこともあるので、どんなことに注意すればいいのか知ることが大切です。
それでは、出張先での洗濯方法や役立つ洗濯グッズ、洗濯する時の注意点について解説します。
出張先での洗濯方法
出張先での洗濯方法は、以下の通りです。
- コインランドリー
- ホテルでのランドリーサービス
- 宅配クリーニングサービス
- 手洗い
それぞれの方法について解説していきます。
コインランドリー
手軽に衣類を洗濯したいなら、ホテル内や周辺にあるコインランドリーを使用するのがおすすめです。
コインランドリーはホテルのランドリーサービスを利用するよりも安いため、安価で手軽に洗濯したい時に使用すると良いでしょう。
ただし、もちろんコインランドリーがホテル内もしくはホテル周辺になければ洗濯することはできないので、事前にホテル内や周辺にコインランドリーがないかチェックしましょう。
また、ホテル内でコインランドリーが使えたとしても、サイズが小さい可能性があります。
サイズが小さいとそれだけ一度に洗える量が少ないので注意が必要です。
なお、コインランドリーを利用すると洗濯や乾燥が終わるまでその場で待つか、後で回収する必要があるので、時間がなくて洗濯する時間も回収している暇もない人にはおすすめできないでしょう。
多くの衣類をまとめて洗濯したい時は周辺のコインランドリーを使うのがおすすめですし、乾燥機も使うならホテル内の乾燥機を使うよりも周辺のコインランドリー内にある乾燥機の方が料金的にもおすすめです。
いずれにしても、どのくらいの量を一度に洗濯するかどうかでホテル内か周辺のどちらのコインランドリーを使うかどうか決めましょう。
ホテルでのランドリーサービス
ランドリーサービスとは、ホテル自体が有料で洗濯やアイロンがけなどをしてくれるサービスです。
利用方法も実に簡単で、自分の部屋に備え付けられているランドリー袋に洗濯やアイロンがけなどをしてほしい衣類と依頼伝票を入れてドアの外に出しておくだけです。
基本的にクリーニングが仕上がって返却されるのは翌日以降になりますが、ホテルによっては同日仕上がりにしてくれるエクスプレスサービスもあります。
どうしてもその日のうちに使いたい場合は、エクスプレスサービスが利用できるか確認しましょう。
その他にもホテルによって利用できるオプションが違うため、ホテルごとにどんなオプションが利用できるのか比較するのがおすすめです。
ただし、ランドリーサービスは基本的に料金が高めに設定されているのが難点と言えます。ランドリーサービスはホテルが提携しているクリーニング業者にクリーニングを依頼するため、総じて値段が高く設定されています。
コインランドリーで事足りるのであれば料金を抑えるためにランドリーサービスを利用しない手もあるでしょう。
とはいえ、非常に質が高いクリーニングを行ってくれるため、お金がかかったとしてもすぐに仕上げてほしい時は、コインランドリーが周辺にない時、忙しくてコインランドリーに行ってる暇がない時などにおすすめのサービスだと言えるでしょう。
宅配クリーニングサービス
宅配クリーニングサービスとは、業者が衣類を回収し、クリーニングを行った後に宅配してくれるサービスです。
ホテルに滞在中でも宅配クリーニングサービスを利用することはできるので、ホテルのランドリーサービスが高くて利用する気になれない人や、ホテル内・ホテル周辺にコインランドリーがない人におすすめです。
わざわざクリーニング店舗まで行く必要性がありませんし、ホテルを発送先や受取先にすることでスムーズにクリーニングが依頼できます。
ただ、気を付けておきたいのはスピード仕上げでも最短2日でしか仕上がらないことと、業者によってはホテルを発送先や受取先に指定できない可能性があることです。
ですので、事前に確認して、ホテルを発送先や受取先に指定できるか確認しましょう。
手洗い
最後の手段として挙げられるのが、手洗いです。
手洗いなら余計な費用を捻出する必要性がありませんし、何より汚れたらその場ですぐに洗えるのが大きなポイントです。
ただし、衣類によって洗い方を工夫する必要性があります。基本的にぬるま湯を張った洗面台に洗剤や石鹸を溶かし、洗いたい衣類を入れて丁寧に押し洗いや揉み洗いをした後、泡が出てこなくなるまですすぎます。
汚れがひどい時は洗剤を溶かしたお湯に20分ほど漬け置きをし、丁寧に揉み洗いをしましょう。
ただし、雑巾絞りのようにねじるとシワになってしまうのでおすすめできません。
水が滴り落ちなくなるまで絞ったら、風通しが良い、もしくは風がよく当たる室内に干しましょう。
以上のようにすることで洗濯できますが、効率良く汚れが落とせない可能性があるのと、時間がかかったり乾くのに時間がかかったりと様々な問題があります。
費用を節約したいなら手洗いでも問題ありませんが、中には手洗いでは落とせない汚れや、クリーニングしか対応してくれない衣類もあるので注意が必要です。
出張先で役立つ洗濯グッズ7選
出張先で役立つ洗濯グッズは、以下7つです。
- 折りたたみハンガー
- 洗濯ロープ
- 超音波ウォッシャー
- 洗濯ネット
- ミニアイロン
- 洗剤
- 脱水タオル
それでは、出張先で役立つ洗濯グッズについてそれぞれ解説していきます。
1. 折りたたみハンガー
ハンガーを使うだけならホテル内のハンガーでも足りると思うかもしれませんが、洗濯する衣類が多いとホテル内のハンガーでは足りなくなる可能性があります。
そんな時に役立つのが、折りたたみハンガーです。
折りたたみハンガーは、その名の通り折りたたんで収納できるハンガーのことで、小さく折りたたんでカバンに収納できるのが大きなポイントです。
驚くほど小さく折りたためるため、収納スペースを取ることなく持ち運べるので出張先に持っていくのに非常に便利なアイテムとなっています。
使い方もハンガーを開いて衣類をかけるだけですし、使い終わったら折りたたんで収納できます。特に長期滞在する人ほど折りたたみハンガーが重宝するでしょう。
2. 洗濯ロープ
ホテル内で干す場合に困るのが、ハンガーがかけられないケースです。
洗濯したら基本的に外に干すことができないので、室内で干すしかありません。
しかし、ホテルの部屋はハンガーをかけられる場所が非常に少なく、洗濯ものが多い時ほど干す場所に困ってしまいます。
使い方はとても簡単で、ロープの端を柱などに括り付けてピンと張らせるだけです。即席の物干し場所が作れるので、そこへハンガーをかけると良いでしょう。
洗濯ロープの中には伸縮性が高いロープもあるため、長期滞在する人ほど長く使える洗濯ロープを用意することをおすすめします。
部屋干しすることで加湿効果が期待できるのも良いでしょう。ただし、一度に大量にハンガーをかけるとロープが重みに耐えられなくなってしまうので、複数回に分けて干しましょう。
3. 超音波ウォッシャー
超音波ウォッシャーとは、本体を水の中に沈めると、超音波の高速振動によって衣類の汚れを落とすことができる優れものです。
使い方も非常に簡単で、洗面台や浴槽内に溜まった水やぬるま湯に洗剤と衣類を入れた上で本体を沈めるだけです。
コンセントを繋げば30分程度で自動的に電源が切れるため、本体を沈めた後は放置するだけで洗濯ができます。いわば超音波ウォッシャーは簡易洗濯機のようなものであり、衣類を傷めることなく洗えるのも大きなポイントです。
手洗いでは何かと手間や時間がかかってしまうので、手短に洗濯を済ませたい場合は超音波ウォッシャーを持っていくと重宝するでしょう。
4. 洗濯ネット
洗濯する衣類の中にはデリケートなものもあります。
素材によっては他の衣類と一緒に洗ってしまうと色移りしてしまったり、素材そのものがダメになってしまったり、ヨレヨレになったりと様々な問題が発生するでしょう。
そんな時のために役立つのが、洗濯ネットです。洗濯ネットは衣類を分けて洗濯することができる優れもので、衣類ごとに分けることで洗濯物を他の衣類から守ることができます。
単に衣類を入れて洗濯できるだけでなく、使った衣類ごとに分けておけるのも大きなポイントです。
傷みやすい衣類や下着類などを分けて入れておくことで、すぐにでも洗濯できる状態にできます。
5. ミニアイロン
衣類のシワを伸ばしたい時に役立つのがアイロンですが、一般的なアイロンを持って出張に行くことは基本的にないでしょう。重量もある上にかさばりますし、あまり現実的ではありません。
そこで役立つのが、ミニアイロンです。
ミニアイロンであれば一般的なアイロンと比べてかなり軽いので持ち運びやすく、そこまで大きくないので収納スペースを取ることもありません。
全体的にシワを伸ばすのには少し時間がかかるかもしれませんが、気になるシワを伸ばす程度ならミニアイロンでも十分効果が出ます。
衣類はもちろん、長時間歩いた後のスーツやシャツのシワなら時間をかけて伸ばせるので、スーツを着ていって荷物を減らしたい人にもおすすめです。
6. 洗剤
出張の際に必要になるのが洗剤ですが、箱やボトルの洗剤をそのまま持っていくわけにはいきません。
出張中に使い切れる可能性は低いですし、何より収納スペースを確保しなければならないので使い切れなくなったら最後まで邪魔になりかねないでしょう。場合によってはカバンの中で潰れて中身が飛び出して大惨事になる可能性もあります。
そんな時におすすめなのが、使い切りタイプの洗剤です。
使い切りタイプの洗剤は1回の洗濯で使い切れるように小分けされているのが特徴で、洗濯するたびに洗剤を入れるだけなので非常に利便性が高いです。
コインランドリーで使う際にも便利なので、水洗いでは落ちない汚れも洗剤を使えば落とせるでしょう。
7. 脱水タオル
衣類を洗濯した時に悩ましいのが、いつになったら乾くかということです。
いつまでも乾かない場合、すぐにでも着たいのに着られないので他の衣類で代用するしかなくなってしまいます。
そんな時に役立つのが、脱水タオルです。
脱水タオルは吸水性が非常に高く、一般的なタオルの約1.5倍は乾くのが早くなります。
使い方も簡単で、洗濯物を挟むように脱水タオルを押し当てるだけです。一度水分を吸ったタオルは手で絞ることで吸水性が復活するため、何度でも使えるのも大きなポイントです。
出張先で洗濯をする際の注意点
出張先で洗濯をする際の注意点は、以下の通りです。
- スーツなどのシワになるものは手洗いをする
- ドライヤーは当てすぎない
それでは、出張先で洗濯をする際の注意点について解説していきます。
スーツなどのシワになるものは手洗いをする
出張先で洗濯をするなら、スーツなどのシワになるものは手洗いをしましょう。
洗濯物の中には手洗いしてはいけないものや、手洗いに向かないものもありますが、シワになるものは基本的に手洗いがおすすめです。
超音波ウォッシャーや洗濯ネットなどのアイテムを使えば、効率良く汚れを落とすことができるでしょう。もしシワがついたままの状態だとしても、ミニアイロンでシワを伸ばせるのもポイントです。
ドライヤーは当てすぎない
急いでいるからといって、ドライヤーを使って乾かす人もいるかもしれませんが、送風部分を衣類で防いでしまったら故障の原因になってしまうので当てすぎないようにしましょう。
もちろん早く乾かすためにドライヤーを当てるのは非常に効率的な方法だと言えます。
しかし、ドライヤーを押し付けたり至近距離で熱風を押し当てたりすると、故障はもちろん発火する原因になります。発火は火事の原因にもなるので使い方を間違えると大変危険です。
全体的にまんべんなくドライヤーを当て続けることで安全に衣類を乾かすことができるでしょう。
まとめ
出張先で洗濯をする場合、様々な方法やグッズがあるので、それらを活用するのがおすすめです。
ホテル内や周辺のコインランドリー、ランドリーサービス、宅配クリーニングサービスといった方法がある中で、手洗いによって効率良く汚れを落とすこともできます。
手洗いをサポートしてくれるグッズも数多くあるため、出張先に行く時はホテル先を確認して洗濯できる方法をチェックし、手洗いに必要なグッズも持っていきましょう。
長期滞在するなら、どんなグッズを持っていくか吟味することが大切です。