皆さんは出張時にスーツを選ぶ時、スーツを着ていくか、それとも持っていくかで悩んだことはありませんか?
スーツは必ず必要になるものの、着ていけば荷物を減らせますが、汚れやすくなってしまいます。
逆に持っていけば汚れる心配がありませんが、荷物になってしまうので悩みどころです。
出張時のスーツの選び方についても知っておくと失敗せずに済みます。
出張時にスーツを着ていく派 V.S. 持っていく派
出張時にスーツを着ていくか持っていくかどうかは意見が分かれるところですが、両方とも様々なメリットやデメリットがあるので注意が必要です。
下記、出張時にスーツを着ていくか持っていくかどうかのメリットやデメリットについて解説します。
スーツを着ていく際のメリット
まず、スーツを着ていく際のメリットから解説していきます。
出張時にスーツを着ていくメリットは、以下の通りです。
- 荷物を減らせる
- 効率よくMTGに参加できる
- 着替える必要がない
荷物を減らせる
出張時にスーツを着ていくことによって、荷物を減らすことができるのが大きなメリットです。
出張時に持っていくものが多い場合、カバンにスーツを入れる分の余裕がない場合もあるでしょう。
無理矢理スーツを入れてもシワになる可能性が高いですし、それならいっそ着ていった方が効率的だと言えるでしょう。
スーツは割と重みがあるので、カバンに入れて持ち歩くのも一苦労です。
スーツを着ていけばスーツを持ち運ぶ必要性がなくなるため、そういったストレスなく出張に行けるでしょう。
効率よくMTGに参加できる
あらかじめスーツを着ていくことで、効率良くMTGに参加できるのが大きなメリットです。
MTGに参加する場合、いちいちスーツに着替えるのは手間と時間がかかりますし、MTGを行う感覚が短いとスーツに着替える時間すらもったいないでしょう。
スーツを着たままの状態でいればMTGに参加する前に慌てずに済むので、手軽さや対応力の高さを考えればスーツを着たままの方が良いと言えます。
着替える必要がない
スーツを着たままの状態でいれば、ホテルに着いた時に着替える必要性がなくなります。
スーツを着る手間というのは意外と時間がかかるもので、時間がない時に着替えなければならない状態を避けたい人もいるでしょう。
しかし、スーツを着たままの状態なら着替えるための時間も必要ありませんし、基本的に出張中はスーツのままなので他の服装に着替える必要性もありません。
荷物を減らすことができる上に、早く出発する必要性もなく、コーディネートを気にする必要性もありません。
スーツを着ていく際のデメリット
続いて、スーツを着ていく際のデメリットを解説していきます。
出張時にスーツを着ていくデメリットは、以下の通りです。
- 汚れやすい
- シワになりやすい
- 夏場は汗をかきやすく、臭いが気になる
汚れやすい
特に気を付けておきたいのは、常にスーツを着て歩くので非常に汚れやすいことです。
汚れたら洗濯すればいいと思う人もいるかもしれませんが、基本的にスーツはそのまま丸洗いできるものではありません。
大抵はドライクリーニングが必要になってくるため、すぐに洗濯できないのが大きなデメリットです。
たとえば、食事中に何かを落としたりこぼしたりしてスーツを汚してしまったとしても、予備のスーツを持ってきていない限り汚れたままの状態になります。
汚れたままの状態ではとてもMTGなどに出られるわけはありませんし、洗濯している時間もない可能性が高いでしょう。
スーツを着たままの状態は汚しやすいにもかかわらず、汚せない状態になるのを覚悟しなければなりません。
それが嫌であれば、替えのスーツを用意するか、近くでスーツを売っている店を探すしかないでしょう。
シワになりやすい
スーツを着たままの状態は汚れやすいだけでなく、シワになりやすい点にも注意しましょう。
常にスーツで行動するので、着ている時間が長くなるほどシワがつきやすくなります。ジャケットやパンツ、シャツなどもシワだらけになってしまうため、新品のスーツを着ていたとしてもあっという間にくたびれた見た目になってしまうでしょう。
短期の出張であれば何とかなるかもしれませんが、クリーニングに出している時間もないので長期滞在する場合は替えのスーツやシャツなどを用意する必要性があるかもしれません。
夏場は汗をかきやすく、臭いが気になる
夏場は特に汗をかきやすいため、臭いが気になりやすいのがデメリットです。
汗の臭いは制汗剤などを使っても次第に臭い出してしまうので、ごまかすことも難しいでしょう。
夏場にスーツを着たまま出張に行くのはおすすめできないかもしれません。
スーツを持っていく際のメリット
続いては、スーツを持っていく際のメリットを解説していきます。
出張時にスーツを持っていくメリットは、以下の通りです。
- 移動時が快適でストレスがない
- プライベートの時間を多く取れる出張の場合、オフを満喫できる
移動時が快適でストレスがない
出張時にスーツを持っていく場合、ラフな格好で出張先に行けるのが大きなメリットです。
特に移動時間が長かったり、乗り換えが多かったりする場合はラフな格好の方が動きやすいのでストレスを感じることなく快適に移動できるでしょう。
プライベートの時間を多く取れる出張の場合、オフを満喫できる
出張によってはプライベートな時間を多く取れる場合もあります。
その場合、スーツに着替える必要性がないのでオフを思い切り満喫することができます。
普段は滅多に行くことがない場所に出張することもあるので、出張先を楽しむにはラフな格好になることも大切です。
スーツを持っていく際のデメリット
出張時にスーツを持っていくデメリットは、以下の通りです。
- たたむ時にシワになりやすい
- 着替える場所を確保する必要がある
- 持ち運びがめんどくさい
たたむ時にシワになりやすい
スーツを持っていく際に気を付けたいのが、しっかり丁寧にたたまないとシワになりやすい点です。
スーツを持っていくだけでもシワになりやすいので、せめてシワになりにくいたたみ方でないとあっという間にくたびれてしまうでしょう。
着替える場所を確保する必要がある
スーツを持っていく関係上、着替える場所を確保する必要性があります。
ホテルの部屋であれば簡単かもしれませんが、わざわざホテルに戻って着替える時間がないことが多いでしょう。
しかし、どこかで必ず着替えなければならないので、着替える場所を確保するのに苦労するかもしれません。
持ち運びがめんどくさい
必要になった時にスーツに着替える必要性があるとはいえ、スーツを持ち運ばなければならないので面倒に感じることも多いでしょう。
カバンを持ち歩かなければならない以上、常に重量があるので疲れやすくなります。
出張時のスーツのおすすめの運び方
出張時のスーツのおすすめの持ち運び方は、以下の通りです。
- ガーメントバッグを使う
- シワになりにくいたたみ方をする
- スラックスだけ持っていく
それでは、出張時のスーツのおすすめの持ち選び方について解説していきます。
ガーメントバッグを使う
出張時にスーツを持ち運ぶなら、ガーメントバッグを利用するのがおすすめです。
ガーメントバッグとは、衣類の収納に特化したバッグで、スーツだけでなく着物やドレスなどを収納できるタイプもあります。
ガーメントバッグには、ボストンバッグタイプやトートバッグタイプ、薄型タイプがあります。
ボストンバッグタイプは、非常に優れた収納スペースがあるのが特徴で、スーツをたたんで入れるのではなく、クルクルと巻いてから収納することができます。
巻いて入れることでシワにならずに持ち運べるので、シワがつかないか気になる人にもおすすめです。
しかもスーツだけでなく、容量の大きさを活かしてたくさんの荷物を運ぶのにも適しています。
ボストンバッグが一つあれば事足りるほどの容量なので、たくさんの荷物を一つにして持ち運びたい時におすすめです。
トートバッグタイプは、一般的なガーメントバッグであり、スーツを二つ折りにするだけで収納できるのがポイントです。
手提げタイプやショルダータイプ、肩から下げるタイプなど様々な持ち運び方ができるので持ち運びに苦労しません。
薄型タイプは、スーツのみの収納ができるコンパクトなバッグなので、スーツだけを持ち運びたい時におすすめです。
二つ折りで収納できるのでシワになりにくい上に、簡易的なカバーがついていたり、小物類が収納できるポケットがあったりとバリエーションに富んでいるのもポイントです。
シワになりにくいたたみ方をする
できる限りシワをつけないようにするためにも、折りたたむ箇所を最小限に抑えるのがポイントです。
たとえば、ハンガーにかけたままの状態で袖を内側にたたみ、大きく二つ折りにして収納する方法が挙げられます。
この場合、スーツケースの中で動いてシワにならないようにするためにも、先に荷物を詰めて内側のベルトをかけてからスーツを中心に置くと良いでしょう。
そうすることで、スーツケースの中で固定される形になるので、あまり動かさずに持ち運ぶことができます。
スラックスだけ持っていく
荷物を減らすのと同時にゆったりとした服装に着替えたいなら、スラックスだけを持っていくのがおすすめです。
コンパクトにたためるので荷物を圧迫せず、軽いので持ち運びやすいです。伸縮性にも富んでいるのでホテルの部屋着や買い物にも行けるなど、利便性も高いです。
また、スーツのジャケットにも合うタイプが多いため、できる限りパンツにシワをつけたくないのであれば、移動中だけスラックスを履いて必要に応じて履き替えると良いでしょう。
出張時のスーツの選び方
主にストレスなく快適でシワにならないスーツの選び方は、以下の通りです。
- パッカブルスーツを選ぶ
- 防シワ加工が施されているスーツを選ぶ
- ストレッチ性のあるスーツを選ぶ
それでは、ストレスなく快適でシワにならないスーツの選び方について解説していきます。
パッカブルスーツを選ぶ
出張時のスーツ選びに悩んだら、パッカブルスーツを選ぶのがおすすめです。
パッカブルスーツとは、シワにならずに折りたたむことができ、クラッチバッグ程度の大きさでも収納できるようなスーツです。
ガーメントバッグは重いしサイズも大きいので、あまり持ち運びたくないという方におすすめのスーツです。
以前までのパッカブルスーツは一般的なスーツと比べて違和感を感じるものでしたが、新素材が使われたパッカブルスーツは一般的なスーツとほとんど変わらないほど、見た目も着心地も整ったものになりました。
スーツ選びに困ったら、パッカブルスーツを選ぶことをおすすめします。
防シワ加工が施されているスーツを選ぶ
可能な限りシワをつけたくないなら防シワ加工が施されているスーツを選ぶのがおすすめです。
たとえば、ウールジャージーの素材が使われたスーツが良いでしょう。
ウールジャージーの素材が使われたスーツは十分な伸縮性がありながらも、伸びすぎず型崩れしにくい性質を持っています。
また、パーマネントクリースパンツもおすすめです。
パーマネントクリースパンツはアイロンをかける必要性がなく、長時間移動してもシワがつきにくいのが大きなポイントです。
防シワ加工が施されているスーツは他にもあるので、スーツ選びに困ったら素材に注目してみましょう。
ストレッチ性のあるスーツを選ぶ
ストレッチ性が高いスーツは基本的に型崩れしにくいようになっているため、長時間移動しても型崩れしにくいのでシワがつきにくいのが特徴です。
長時間移動しても疲れにくくなるように伸縮性にも富んでいます。
スーツにシワがついた時の対処法
スーツにシワがついた時の対処法は、以下の通りです。
- 浴室で干す
- シワ取りスプレーを使う
以下、スーツにシワがついた時の対処法について解説します。
浴室で干す
スーツのシワを取り除きたいのであれば、お風呂からあがった後に湿気のある浴室で干しましょう。
スーツのシワを取るにはアイロンを当てて蒸気でシワを取るのが一般的ですが、ホテルにアイロンがなかったり、そもそもビジネス用のスーツはアイロンがかけられない素材だったりする可能性があります。
そこで、お風呂から上がった時の蒸気を利用して、浴室に30分ほどスーツを干すとシワが取れる可能性があります。
ただ、ずっと干しておくとスーツ自体が湿ってしまって別の問題が発生してしまうため、30分ほど干したら風通しが良い日陰に一晩干しておくと良いでしょう。
とはいえ、必ずしもシワが取れるわけではないので、ある程度のシワを取りたい場合に試してみてください。
シワ取りスプレーを使う
スーツのシワをスムーズに取りたいなら、シワ取りスプレーを使うのがおすすめです。
想像以上にシワが取れる可能性があるので、出張先に一つは持っていくと安心できるでしょう。
ただ、スプレーなのでスーツを濡らすことから、乾燥させるために寝る前に使うのがおすすめです。
まとめ
出張にスーツを持っていくか着ていくかどうかは意見が分かれるところですが、それぞれのメリットやデメリットがあります。
スーツを持っていくならガーメントバッグなどに収納するといった運び方がありますし、スーツを着ていってシワが気になるなら浴室の蒸気やシワ取りスプレーを活用するといった方法もあるでしょう。
それぞれの状況に合った方法でシワを取ることが大切です。