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温泉街の新たな魅力:みなかみ町の廃墟再生マルシェ、2会場に拡大

投稿日 : 2023.09.29

群馬県

新規ホテル情報

(出典:廃墟再生マルシェ

群馬県・みなかみ町は、利根川の源流として知られる場所である。温泉街の中心部にはかつての繁栄を今に伝える古い建物や廃屋が点在しており、その風景は長い間変わることがなかった。しかし、近年のリノベーションとまちづくりの動きによって、その歴史的な景観は少しずつ新しい顔を見せ始めている。

昨年の10月、温泉街の最奥に位置する廃墟「旧ひがき寮」を活用した「ミニ廃墟再生マルシェ」の初回イベントが開催され、大勢の人々で賑わった。このイベントは、東京大学の大学院生たちが中心となって立ち上げ、地域住民と連携して実施されたものである。彼らの取り組みは、みなかみ町や群馬銀行、オープンハウスグループ、東京大学大学院工学系研究科との産官学金連携の一環として進められている。

(出典:廃墟再生マルシェ

今年の秋、10月8日・9日にその第2回目のイベントが開催されることとなった。新たに「旧一葉亭エネルギーセンター」という廃墟が第1会場として利用される予定である。この場所は、かつて客室や従業員寮、機械室などとして使われてきた歴史的な建物であり、利根川を望む景観や自然環境が魅力とされている。また、その近くには2019年に廃業した大型旅館「旧一葉亭」も存在し、その再生プロジェクトが進行中である。

第2回の「廃墟再生マルシェ」のテーマは、「温泉街の中心で、これからのみなかみに出会う」とされている。昨年と同様に多数のショップが出店する予定であり、また、夕方以降はキャンドルワークショップなども行われる。このイベントは、“歩いて楽しめる温泉街づくり”を目指しており、参加者にとって新しい体験となることだろう。

(出典:廃墟再生マルシェ

主催者たちは、この取り組みを通じて温泉街の再生と活性化を目指している。産官学金連携のまちづくり事業は、地域の未来を考える大切な試みであり、多くの人々の協力と参加を期待している。みなかみ町の温泉街に新たな風が吹き込むこの機会を、多くの人々が楽しむことが期待される。

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